上質な普洱茶を産出することで知られる勐库古茶山は、現在最も高価な普洱茶が産出されることで知られる冰岛から東西に勐库東半山、勐库西半山というように分けられます。このお茶のふるさと、坝糯大寨は、その勐库東半山の代表的な村であり、現存する古茶樹が最も多く、上質な茶葉を産出することでも知られています。 一般的な製法の滇红とはまた違う、素朴で優しく、それでいて茶樹の力強さも感じるお茶です。時間の経過と共に、より甘く深み増す香りと味わいは晒紅ならではのものです。今の美味しさはもちろん、数年後もまた楽しみなお茶です。 近年は雲南でも晒紅が多く作られるようになりましたが、品質や味わいにばらつきが多くみられます。数年前、ラフ族(拉祜族)の友人が自家用に作った紅茶をいただいた際に、その美味しさに驚き、お願いして特別に鈴茶堂の分も作っていただきました。普段は普洱茶をメインに作っているため、晒紅まではなかなか手がつけられないとのことでしたが、今年はようやくそのお茶が届きました。 ティーポットで、中国式であれば茶壷や蓋碗で淹れてください。 |