藏茶はあまりまだ日本では知られてはいませんが、四川省の雅安で作られる黒茶(乳酸菌や麹菌によって微生物発酵させたお茶)で、普洱茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ち、その歴史は1000年をゆうに超えます。 藏茶は海抜1200m以上の霧の多い山深い高地で栽培された茶樹を使用し、32工程もの作業を経て作られています。 |
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製茶された後、3〜5年の熟成工程を経てはじめて出荷されます。 元々の消費地であるチベットではバター茶にして飲んでいます。古来、お茶は煮出して飲む(煮茶法)ものでした。この蔵茶は今もチベット族の方々には煮茶法で飲まれています。もちろん現代の一般的な茶壷で抽出する方法でも楽しめます。1分程抽出した蔵茶は花の香りが楽しめる深みのある甘さを持つお茶です。 |
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普洱茶(プーアル茶)のような癖がないため、ミルクを入れたミルクティーや蜂蜜などを入れて楽しむこともできます。イチゴやリンゴ、オレンジなどのフルーツを入れたフルーツティーもとても美味しく楽しめます。紅茶などのフルーツティーと違って渋みがないためフルーツの味や香りを損なうこと無く楽しめます。 |
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温かいうちに楽しむのはもちろん、夏場などは常温に冷まして楽しむこともできます。プーアル茶などの他の黒茶と比べても軽く、癖が少ないため、食事と合わせてもお楽しみいただけます。 はじめて蔵茶をじっくり味わったのは茶厂の事務所での試飲でした。海外での連日の移動というハードスケジュールですっかり体調を崩していたのですが、この蔵茶を飲みはじめて暫くすると滝のように汗が出始めました。 | |
30分ほどして汗が止まり、気がつくとそれまでの体調不良が嘘のように体が軽くなっていました。 実際に中国では減肥、高血圧、高脂血症、糖尿病、痛風・・・などの病気や解毒などの機能を持つ非常に体に良いお茶として知られています。 |
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蔵茶はいくつかのメーカーによって作られています。
蔵茶には康砖(康磚)と金尖という種類があります。これらの違いは茶葉のグレード・配分の違いです。蔵茶を作る際に摘み取った茶葉の芽の部分を多く配分するか、茎を多く配分するかなどの違いで分けられています。金尖の方がより芽の部分が多く配分されていますが、康砖(康磚)と金尖の中でもその配分が細かく分けられているため製品によってその配分は異なります。 |
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