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龍泉窯

龍泉窯の歴史は古く、中国元代までさかのぼります。中国浙江省で生まれたこの青磁は古来から日本人の憧れでもありました。宋代の徽宗皇帝の命により美しさを増した龍泉窯青磁は今も多くの人々の心を魅了し続けています。
鈴茶堂では今も続く龍泉窯の中でも、大量生産品ではない本来の龍泉窯青磁をご紹介します。
日本には殆ど輸入されることのない上質な土質、高い技術を表現した茶器を厳選して作家工房より直接ご紹介させていただきます。

龍泉窯

一口に龍泉窯といっても多くの工房、工場が存在します。それらの作品のレベルも様々です。龍泉窯青磁の命とも言える釉薬。これだけでも作家によって全く違うものです。造形はもちろんのこと、釉薬もまた大きく異なります。

この釉薬は作家によって違います。全ての龍泉窯青磁に当てはまる訳ではありませんが、当店が懇意にしている工房、在山堂の劉傑大師の作り出す釉薬はお茶、特に岩茶や鳳凰単叢といった烏龍茶、紅茶を柔らかく香り高く淹れる力があります。一般的な陶磁器よりもずっと美味しくお茶を楽しむことができる茶器を生み出すことができる作家も存在します。

龍泉窯

紫砂茶壺と違い、龍泉窯青磁は使うお茶を限定する必要がないのも嬉しいポイントです。特に紫砂茶壺は香りに特徴のある鳳凰単叢とは相性が難しいものですが(香りを紫砂が吸い取ってしまうため)、龍泉窯青磁の作品は釉薬があるため香りが吸われることなく、全く問題ありません。むしろ非常に相性が良いと言えます。

鈴茶堂では美術品ではなく、美味しく、楽しくお茶を楽しめるということを基準に作品を選んでいます。どんなに美しくとも、使うことのできない「美術品」は扱いません。

茶器である以上、美味しくお茶を淹れることができない作品は意味がありません。

厳選した龍泉窯青磁の作品は美しいだけでなく使いやすさも素晴らしく、作家自身が自らお茶を楽しみ、美味しく香り高く淹れたいと創り上げた造形、釉薬によって表現されています。宝石のように美しい「茶器」を日本の方にもぜひ楽しんでいただければと思います。

現地工房、北京姉妹店からのお取り寄せは以下をご覧ください。
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