福建省安渓感德の中でも標高1000mを超える山の中で自生する野生茶樹から作られた鉄観音です。 これは実際にこの鉄観音となる鮮葉の茶摘みの様子です。人の手が入っていない野生茶樹から茶摘みを行っています。通常の茶摘みよりも大変な労力が要求されますが、無肥料、無農薬の茶樹から作られるお茶は、その美味しさが違います。 鉄観音の原産地、安渓は今や随分と開発が進み、都会となっている部分も多いものですが、この鉄観音は安渓の中でも北側の感德で作られています。感德といっても大変広く、その中でも大変な山の中にある茶農家で作られています。標高が高いというだけでなく、電気がようやくあるのみといった昔のままの村で作られています。 濃香系鉄観音と呼ばれる焙煎を施した鉄観音は品質のあまり良くない清香系鉄観音を焙煎したり、売れ残った清香系鉄観音を焙煎しているものが多く見られますが、本来、濃香系鉄観音は清香系とは製法が異なり、元々の鮮葉の質、発酵度合いなど、全く異なる品質が茶樹栽培の時点から求められるものです。この鉄観音は鮮葉から濃香系鉄観音を作るためにこだわって作られています。 とても品質にこだわる、そして製茶技術の高い作り手による鉄観音です。製茶後、1ヶ月ほどかけて焙煎を行って仕上げます。フレッシュな味わいも残しつつ、炭焙煎の美味しさも加えたこの鉄観音は製茶に高い技術が求められます。 春茶ならではのやさしい味わいとミネラル感、柔らかい花香と火の香りがほっとするような優しい香りの鉄観音です。炭焙煎の優しさが伝わるような深みのある旨み、甘味が身体中から戻ってくるような、ほっとする味わいの鉄観音に仕上がっています。夏の時期の焙煎されたお茶の美味しさはまた格別で、沁み入るような美味しさがお楽しみいただけます。 作り手の焙煎技術が高いため、通常の鉄観音よりも水分が少なく仕上がっています。そのため長期保存も可能です。今も十分に美味しい鉄観音ですが、時間と共に深い味わいへ変わっていく美味しさもお楽しみいただけます。 関連ブログ: |