桂花、キンモクセイの香りを有名な中国緑茶、浙江省の径山茶に移した花茶です。 径山茶は日本のお茶の起源と言われているお茶です。元々は径山寺という禅寺で作られていたお茶で、宋の時代に禅の修業にこの禅寺へ行った日本の僧侶が径山茶の種や茶道具などを持ち帰り、それが日本のお茶の起源になったと言われています。碾茶法(茶葉を粉にする方法。抹茶の原料)もここから伝わったと言われています。一度、清代末期に径山寺が荒れ果ててしまい、このお茶の生産も途絶えてしまいましたが、近年に復活し、今では数々の賞を受賞する名茶として知られています。 爽やかで甘い桂花の香りと栗を連想するようなお茶の香りを楽しむためにガラス茶器(耐熱グラス・ポット)や蓋碗をお勧めします。現地では耐熱ガラスのグラスを使って翠の美しい茶葉を眺めながら楽しみます。 桂花は中国において薬膳や漢方薬として、胃腸をいたわり、身体を暖めることで風邪対策としても良く使われています。 |