古樹鳳凰単叢 雷扣柴 2023

10333.01

名称 凤凰单枞 雷扣柴(鳳凰単欉 雷扣柴)
産地 中国・広東省潮州市潮安区凤凰镇乌崇村
種類 青茶・烏龍茶(半発酵茶)
等級 特級
茶水の色 茶水の色:金色
このお茶に適した茶器 ティーポット・蓋碗
標準的な湯温 95~100℃

雷扣柴はちょっと変わった由来を持つ鳳凰単叢です。
雷劈茶という別名も持つこの鳳凰単叢は烏岽村李仔坪村にあった母樹が落雷にあったことから、この名前が付けられました。現在、この母樹は枯れてしまっていますが、その前に挿し木して育てた茶樹が現在も続いています。ただし、栽培量が少ないため、珍しい鳳凰単叢となります。芝蘭香系の香型です。

産地でも最も上にある乌崇村の標高850〜950m前後の茶畑で栽培された樹齢200年前後と言われる茶樹から作られています。現地の伝統的な栽培方法に従い、剪定は行わず、肥料も年に一度下草を刈ってそのまま鋤き込むだけ(自然と肥料になります)で栽培されています。古樹は肥料分が多いと弱ってしまいます。(最悪は枯れてしまいます。)人間でもお年寄りがたくさん食べると体調を崩してしまうのと同じです。そのため、この茶農家では古樹については年に1度の下草刈りしか行っていません。

凤凰镇

標高だけでなく、日光の当たり具合、風の当たり具合も重要です。同じエリア、標高でも上質な茶葉が採れる場所、そうでもない場所とあります。当店では茶農家さんのおかげで良い斜面の茶畑の茶樹から採られたお茶のみを選んでいます。

ティーポット、中国式であれば蓋碗の使用が適しています。湯温は95~100℃位がお勧めです。茶壷を使ってもおいしく淹れられますが、鳳凰単欉の場合は茶壷に香りと美味しさを吸収されてしまうことが良くありますので、鳳凰単欉用に「鍛えた」茶壷を使用するなどしてください。

雷の名の通り独特な香り、味わいを持ちます。劈頂香と言われるこの香りは少しスパイシーな花香といった独特の香りです。遅れて果香、バターのような乳香、蜜香など、煎を重ねる毎に様々な表情を見せてくれます。
味わいも独特です。その名を思わせる優しいながらもピリっとした味わいと上質なスープのような滋味、爽やかな甘味、ミネラル感も強く、非常に奥行きのある味わいです。ずっと飲んでいたくなるような、あとをひくお茶です。ちょっと玄人好みの鳳凰単叢かもしれません。

きちんと炭火で火入れがされているため、長期間にわたって熟成を楽しむこともできる、老茶も楽しめる鳳凰単叢です。時間を経ることで、さらに味わい、香り共に深く変化していきます。

2023年春茶

鳳凰単叢の高山表記について:
鳳凰単叢の産地では高山とされる地域は、その中でも低い場所で概ね標高650m以上の地域を指しますが、これは単純に数値だけで決められるものではありません。その環境、地形などから判断して高山地区と判断されます。当店の高山表記は標高の高さだけではなく、現地で高山地区とみなされるかどうかで表記を行っております。

注文番号 タイトル 販売価格(税別)
在庫状態 数量 単位  
o10333.01-25 25gパック ¥5,500

( 税込¥5,940 )


在庫有り
o10333.01-50 50gパック ¥10,320

( 税込¥11,146 )


在庫有り