城門という名前は現地では輋门と表記されます。この輋という言葉は現地の言葉で他の地域の人たちには読めないことが多く、同じ発音である城という文字を使って城門という名前でも呼ばれます。皇帝献上茶の茶園の入口にある母樹が茶園の門のように見えたことから、その名前がついています。(輋は茶園を意味するそうです。)鳳凰単叢の十大香型に属さない独特の個性を持った美味しいお茶です。乌崇山の中でも最も高い場所にある乌崇村に育つ樹齢120年以上と言われる古樹から作られています。 特有の少しスパイシーな蘭香、蜜韻と称される独特な甘みが美味しい鳳凰単叢です。奥行き、深みのある複雑な甘みと、それを支えるミネラル感、滋味、体の奥底から戻って来る余韻の心地よさ、他にない味わい、香気を持ったお茶です。煎をすすめていくと更に奥深さを増してきます。心地よく柔らかい鳳凰単叢特有の苦みもあり、後を引くような、くせになってしまうような、とても魅力的なお茶です。 湯温は100℃がお勧めです。蓋碗やガラス、陶磁器のポットなどをおすすめします。香りの良さを十分にお楽しみいただけます。 昔の鳳凰単叢を連想するような、なんとなく懐かしいような、それでいて他にない香気、味わいといった新鮮味もあります。なんとも不思議で美味しく、ずっと味わっていたくなるような鳳凰単叢です。 2024年春茶
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