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湯宣武 大紅袍 寧恩

A01.42

名称 宁恩(寧恩)
作家名 汤宣武(湯宣武)
産地 中国・江蘇省宜興市
種類 紫砂茶壷
素材 原矿大红袍
サイズ 約150ml
この茶器に適したお茶 黒茶・烏龍茶・紅茶・白茶など

原矿大红袍を使用した国家級工芸美術師(国家级工艺美术师)の湯宣武による寧恩です。
洗練された造形もさることながら、泥料の大紅袍も質もかなり高く、一般的に流通する「大紅袍泥料」とは全く違います。この硬度、発色のまま作品を作ることができるのは湯宣武の技術の高さによるものです。

湯宣武は非常に技術力の高い人気のある女性紫砂作家です。
夫である范泽锋は紫砂茶壷の大家で、彼の作品は既に日本円にして数十万〜数百万円という値がついています。湯宣武はその夫の影響、監修を受けていることもあり、非常に質の良い土と狂いのない造形を生み出し続けています。

大紅袍というと岩茶を連想しますが、実は紫砂の泥料にもその名前が使われています。泥料の大紅袍は明・清代から伝わる伝統的な泥料の1つですが、非常に産出量が少ないこと、扱うにはかなりの技術が必要とされるということなどがあり、本来の質の高い大紅袍泥料は今では殆ど見られなくなりました。
大紅袍を使用した茶壺はもちろん偽物もあります。紫砂の泥料の中ではトップクラスの硬度を持ち、焼成時の収縮度も一般的な泥料よりも大きいため、技術の高くない作家には扱えないものですが、着色した全く違う泥料を大紅袍と偽ったり、混ぜものをして柔らかく扱いやすくした大紅袍を使用した作品も残念ながら流通しています。
一定以上、技術の高い作家の中でも、その品質に違いがあります。湯宣武の所属する工房、龍徳堂は技術の高い作家のみが所属を許されていますが、その中でも湯宣武と徐飛、主宰である范泽锋が扱う大紅袍泥料は別格です。

本来の大紅袍は一般的な紫砂泥料の吸水率が3~5%と言われているのに対して大紅袍は1%前後です。非常に硬度が高く、艷やか、お茶の味わいが非常に清らかに出る、朱泥系の泥料の中では最高品質とされています。

均整のとれた美しい造形と見事に硬く締まった艶やかな陶肌が素晴らしい茶壺で、お茶の種類を選ばずにお楽しみいただけます。やはり大紅袍泥料の艶やかさ、高い金属音のする硬度、深みのある朱の色合い、指が吸い付くような陶肌の質感、そしてなによりバランスの良い洗練された造形の完成度の高さは非常に素晴らしいものがあります。もちろん一切の着色を行っていません。

また、現在は紫砂泥の採掘井が政府によって閉鎖されています。そのため、紫砂茶壷の原料である紫砂泥の価格が高騰し、本来は茶器に使用されるべきではないような土も使用して作られることが多々あります。安価な紫砂茶壷はそのような原料を使用している可能性が高いだけでなく、土質が柔らかいため、相当な時間をかけてもなかなか美味しくお茶を入れることができるまでには育ちません。
湯宣武は夫の范泽锋と共に紫砂泥を既に確保しているため、非常に上質な紫砂泥を使用して作品を作っています。陳腐も少なくとも20年以上と長いのも特徴です。また、その技術力の高さから硬い土質のままで作り上げることができるため、とても硬度の高い茶壷になっています。彼女の茶壷は数回の使用で茶壷に香りや味わいが取られてしまうことなく、美味しくお茶を淹れることができます。

証明書、専用箱付きです。

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販売価格(税別)
¥95,000

( 税込¥104,500 )

在庫状態 : 売り切れ
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