湖南省益阳茶厂の2012年の千両茶餅(茯茶)です。 茯茶は最も産出量の多い黒茶です。このお茶は中国・湖南省で作られ、新疆、青海、甘粛といった西北地区へ主に送られます。かつてはシルクロードを通り、西アジア、東ヨーロッパ、ロシアなどへも運ばれていました。自然環境の厳しい辺境の地で暮らす少数民族の生活に欠かせないお茶として古くから親しまれています。
千両茶は、その辺境の地へ運ぶ際に持ち運びやすいように固形茶へ加工し、竹で包んでいた際の重量を意味しています。千両、約36キロの大きな固形茶で、高さは1.5mほどあります。かなり大きく、中国現地のお茶屋さんでディスプレイされているのを見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか? 茯茶の一番の特徴は金花と呼ばれるものは冠突散囊菌(Eurotium Cristatum)という麹菌です。表面や固形茶の内部に金の花が散らされたように美しく現れます。これは身体に良いとされているだけでなく、香りや味わいもより深くするとして珍重されています。 2012年産 1枚750g (北京保管) ※ 茶葉表面に現れる金花は環境や気温、湿度などによって肉眼では見えない状態になる場合が多々あります。ご了承ください。金花の麹菌は生きていますので、環境が変わればまた見えるようになります。 ※ 750gとなっておりますが、発酵を進める黒茶の特性上、その重さが前後いたします。重量は参考値となります。ご了承ください。 ※ 滅多にはありませんが、茶葉の中に籾殻などの異物が混入している場合もございます。これは現地において手作業で作られたために起因するもので、品質に影響するものではございません。また、古いお茶のためパッケージが傷んでおります。ご了承いただける方のみ、お求めいただけますようお願いいたします。 ※ ネット上での転売目的のお求めはご遠慮ください。当店の方で該当すると判断した場合はご注文をキャンセルさせていただく場合もございますので、ご了承ください。(セミナーや店舗、サロンなどでの頒布、販売などは今まで通り問題ございません。) |






