高山鳳凰単叢 大坪 白八仙 2026
| 名称 | 鳳凰単叢 白八仙 |
| 産地 | 中国・広東省潮州市凤凰山大坪 |
| 種類 | 青茶・烏龍茶(半発酵茶) |
| 等級 | 特級 |
| 茶水の色 | |
| このお茶に適した茶器 | ティーポット・蓋碗 |
| 標準的な湯温 | 100℃ |
芝蘭香の高貴な蘭を思わせる、大変香りの良い鳳凰単叢です。蓋を開けたときから花の香りが立ちます。先日の鳳凰単叢試飲茶会では、楊梅香と並んで大変人気の高い鳳凰単叢でした。
白八仙は芝蘭香型の名叢です。葉色が八仙より白く、香りが八仙に似ているので、この名が付けられました。八仙とは別の名叢です。日本ではもちろん、中国でもほとんど知られてない名叢です。
この珍しい白八仙のなかでも、有名なのは鳳溪の竹溜村にある母樹を源流とするものです。この母樹は、標高およそ600mの竹溜村にあり、樹齢は約100年です。この母樹自体が、もともと烏岽にあった茶樹を竹溜へ移して育てた(引種)老叢とされています。今回ご紹介する白八仙は、その竹溜の母樹からの茶樹ではなく、その母樹と同じく、烏岽から移して育てた茶樹で、竹溜母樹とは兄弟と言えるほど近い系統です。烏岽の母樹から直接移した茶樹で、大坪の高山茶区、大坪村で長く大切に育てられてきた樹齢70年ほどの茶樹から作られています。
大坪村は、鳳凰鎮の北西、烏岽山の麓、鳳西にある村です。広い平らな山麓に集落が乗ったことから、大坪と呼ばれます。村の標高はおよそ700mから900m前後。雲霧があり、山韻が出やすい土地です。清の康熙19年(1680年)、大埔から塗という姓の人たちが移って開いたと伝えられています。
湯温は100℃位がお勧めです。蓋碗やガラスや陶磁器のポットなどでお楽しみください。ティーポット、中国式であれば蓋碗の使用が適しています。茶壷を使ってもおいしく淹れられますが、鳳凰単叢の場合は茶壷に香りと美味しさを吸収されてしまうことが良くありますので鳳凰単叢用に「鍛えた」茶壷を使用するなどしてください。
火入れは二次火です。毛茶を乾燥したあとの炭焙を伝統的な製法に倣って2回かけています。強すぎず、弱すぎず、ちょうどよい加減です。蘭香が綺麗に高くでていて、ちょっと驚くほどに品格のある目が覚めるような香りの良さでありながら、続く味わいは甘く優しく柔らかく、ミネラル感と木質系の滋味、底知れぬ旨味が調和して、身体が緩むような大変美味しい鳳凰単叢です。
当店の鳳凰単叢はこの白八仙に関わらず、昔ながらの伝統的な製法によるものです。最近、日本で流行っているような電気による焙煎や、火入れの浅い、口に含んだ時に香りを強く感じるような派手な鳳凰単叢ではありません。身体の中から香りと味わいが戻ってくるような、舌ではなく身体で楽しむ、はっきりした山韻を持つ鳳凰単叢です。その分、香りだけでなく、味わいも深く、煎が効き、時間の経過と共により美味しく変化していくクラシカルな鳳凰単叢です。
2026年春茶
鳳凰単叢の高山表記について:
鳳凰単叢の産地では高山とされる産地はその中でも低い場所では標高650m以上の地域を指しますが、これは単純に数値だけで決められるものではありません。その環境、地形などから判断して高山地区と判断されます。当店の高山表記は標高の高さだけではなく、現地で高山地区とみなされるかどうかで表記を行っております。
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