九曲紅梅は福建省北部の武夷山付近から太平天国の乱の混乱を避けて浙江省のこの地へ移住してきた人々が作り出した紅茶と言われ、その名の九曲红梅の九曲は武夷山にある九曲溪から名づけられたものとされています。 龍井茶で有名な浙江省杭州ですが、かつてはこの紅茶も銘茶と名高く、一红一绿(一红一緑)と呼ばれていました。近年の紅茶ブームで盛り返してきてはいるものの、龍井茶に押されてかなり生産が下火になってしまった紅茶です。 この紅茶の伝統的な茶樹品種は在来種である鸠坑小叶种(鳩坑小葉種)と呼ばれるものですが、実際には様々な品種が使われています。 この九曲紅梅はこの土地に自生している名前の無い在来種から作られています。 この名前の無い在来種は地元では土茶と呼ばれ、繊細な味わいの九曲紅梅が作れる品種として大切に育てられています。半ば野生の状態とも言えるような急斜面の茶畑に無農薬はもちろん、無肥料で育てられた茶樹から摘み取り、製茶されました。 とても技術の高く、現地では非常に有名な作り手が伝統的な製法を守り、全て手作業で機械を使わずに作ったとても上質な九曲紅梅です。 ティーポットで、中国式であれば茶壷や蓋碗で淹れてください。 中国茶では楽しみ終わった茶殻も鑑賞して楽しみます。 栽培量の少ない品種でもあるため、数量限定となります。 ※ 缶入り装丁をご希望の場合はオプションでご指定ください。茶葉の量や形状などによってはお選びいただいた缶に入りきらない場合がございます。その場合は缶に入りきらない茶葉を別途袋装丁にてお届けいたします。装丁、缶の詳細はこちらをご確認ください。 ※ ギフト包装をご希望の場合は有料にて申し受けております。ご希望の場合はこちらからご注文ください。 |