名称	中茶牌 老茶头（老茶頭） 2012年
産地	中国・雲南省昆明
種類	黒茶・後発酵茶
等級	–
茶水の色
このお茶に適した茶器	ティーポット・茶壷・蓋碗
標準的な湯温	100℃

云南中茶茶业有限公司（雲南中茶茶業有限公司）の2012年老茶头（老茶頭）です。

茶頭というのは普洱熟茶を製造するのに必要な渥堆工程（麹菌などによる後発酵）で発生する、いわゆる半端モノです。
渥堆工程では積み上げた茶葉に水をかけ、温度と湿度を上げた状態で後発酵を行います。その発酵過程で茶葉同士が固まりになってきます。それを人間が鍬のような道具でほぐしていくのですが、そこで発生する、特に熟成が進んだために、ほぐしきれなかった塊を茶頭（茶头）といいます。
しっかり熟成が進んでいる良質の茶葉が多く、お値打ち品です。

濃厚な甘さを持つ茶頭（茶头）が多い中、この中茶牌老茶头（老茶頭）は爽やかな果汁系の甘さを持つお茶です。棗香が感じられ、余韻が長いのも印象的です。茶水自体に少し粘性があるような、トロりとした感じです。

茶葉は適度な大きさの塊に分かれていますので、1回分の量を量りやすく使いやすい形状です。まれに大きい塊のものもございます。その場合は普洱刀か千枚通しを使って崩してください。

煎持ちも非常に良く、まる1日かそれ以上、楽しんでいただけると思います。

1缶約100g