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伝統 漳平水仙 2014年

10130.8

名称 漳平水仙(桂花型伝統製法)
産地 中国・福建省漳平市双洋镇中村
種類 青茶
等級 特級
茶水の色 茶水の色:黄金色
このお茶に適した茶器 蓋碗・マルチティーサーバー・ティーポット
標準的な湯温 95~100℃

再入荷いたしました!

日本では殆ど見かけることのない希少な青茶(烏龍茶)です。2014年が入荷しました。

漳平水仙は福建省の漳平市双洋镇中村で伝統的に作られている青茶で現在は漳平市各地で作られています。とはいえ、各地のお茶市場で聞いても知らない茶商さんも多く、このあたりの出身という人を除けば中国でも殆ど知られていない珍しいお茶です。
私たちはずっと何年もこのお茶を探していましたが、ようやくこのお茶を作る茶農家さんと知り合い、出会うことができました。

別名を水仙茶饼、纸包茶と言い、闽北水仙種の葉を木で作った鋳型に入れて四角い固形茶にしています。世界で唯一の四角い固形の烏龍茶とされています。
茶農家さんからいただいた資料によると減肥、美容(抗酸化作用)、胃がん防止、降血脂などの機能を持ち、蘭のような天然の花の香りを持つとあります。

通常の青茶と同様に(一部独特の製法をとっている工程もありますが)製茶を行いますが、乾燥を行う前にこのお茶独特の造型工程に入ります。4センチ角の木型に茶葉を入れ、厚さ1cm程度の大きさにし、白い紙で包みます。この工程は今も人が1つ1つ手で行うため、1個の重量はまちまちです。平均して10g前後になっています。

名前の由来は清の乾龍帝にまつわる伝説があります。
乾龍帝が福建の地を訪れた際に腹痛を起こして体調を崩して困っていました。侍女の1人がこの漳平の出身で、腹痛を治せるかもしれないとして出身地のお茶を献上したところ、すっかり乾龍帝の体調も回復しました。乾龍帝はこのお茶を褒め称え、献上した侍女の名前である水仙を命名したそうです。

漳平水仙には桂花香型と花香型とありますが、この漳平水仙は金木犀の花の香りを持つ桂花香型になります。また、機械を可能な限り使用しない伝統的な製法で作られています。
落ち着いた高い清らかな花の香りとほんのりと甘い乳香を感じることのできるお茶に仕上がっています。とろっとした茶水の通りに柔らかく丸い回甘、旨味とミネラル感がとても強く、茶樹の旨味を強く感じることができます。

ここ数年、漳平水仙をマイナーな地方茶ではなく、ブランド化を目指していこうという動きがあります。中国国内の茶商でさえも知らないようなお茶ではなく、全国規模で名の知れたお茶となることを目指して地域ぐるみで動いているようです。このブランド化への動きは価格の上昇も見られましたが、同時に製茶方法の改善という良い結果ももたらしています。
今年の漳平水仙は製茶技術が向上し、驚くほどに美味しいお茶に仕上がりました。爽やかな甘味、ミネラル感、奥行きの深い滋味が花香と共に上品にバランス良くまとまっていて、子供の頃に遊びながら舐めていたツツジの蜜を連想させる爽やかで深みのある優しい甘味が感じられます。

独特の形状から蓋碗をお勧めします。また、マルチティーサーバーやティーポットでも美味しく楽しめます。
湯温は茶餅をほぐす意味でも最初にさっと湯通しし、改めて95~100℃のお湯を注いで20秒ほどの抽出時間から調節してください。

綺麗な薄い金色のお茶です。非常に煎持ちが良く、淹れ方にもよりますが通常は15~20煎以上楽しむことができます。

暖かいお茶ももちろんですが、アイスティーにしても楽しめます。水出しももちろん美味しく楽しんでいただけますが、その場合は一度軽く熱湯を通して茶餅を崩してから水出ししてください。1つの茶餅でかなりの量の水出しが作れます。
また、自然に常温に戻した漳平水仙も深い甘味があり、体を冷やさずに美味しく飲むことができます。

とても珍しい固形の烏龍茶です。

※ 茶餅の整形を手作業で行っている製法上、1つ1つの茶餅の重さは異なります。平均10g程度とお考えください。

※ 紅茶の漳平水仙 紅茶もございます。

注文番号 タイトル 販売価格(税別)
在庫状態 数量 単位  
10130.8-5 5個入りパック ¥2,000

( 税込¥2,160 )


売り切れ 売り切れ
10130.8-10 10個入りパック ¥3,880

( 税込¥4,191 )


売り切れ 売り切れ