六安瓜片は続く中国十大銘茶の1つとして知られています。その歴史は古く、唐の時代には廬州六安茶と呼ばれていました。その後、明の時代に六安瓜片と呼ばれるようになり、清の時代には皇帝への献上茶となりました。 一般的に中国緑茶は芽を使用していればいるほど良質とされることが多いのですが、六安瓜片は違います。六安瓜片は芽を除いた葉のみで作られます。一芯二葉で摘まれた鮮葉から芽を手作業で取り除きます。葉のみで作られるこのお茶が瓜の種に似ている形状のため「瓜片」という名前になったと言われています。六安瓜片の特徴である緑中帯霜が美しい茶葉です。 お茶の香りを楽しむためにガラス茶器(耐熱グラス・ポット)や蓋碗をお勧めします。現地では耐熱ガラスのグラスを使って翠の美しい茶葉を眺めながら楽しみます。 爽やかな花香と六安瓜片特有の香ばしさが感じられます。味わいはしっかりとした甘味、滋味がありますが、決して強いということはなく、すっきりと優しく味わいをお楽しみいただけます。とろりとした粘性のある茶水が、また余韻を長く感じさせてくれます。 すっきりと美味しく、品の良さを感じさせる美味しい六安瓜片です。 |