古茶樹で有名な雲南省南糯山の樹齢300年以上の茶樹から作られた、非常に上質な古樹滇红(雲南紅茶)です。 通常、滇红(雲南紅茶)は俗に言う茶畑で栽培された若い栽培茶樹から作られますが(台地茶)、この古樹滇红(雲南紅茶)は上質な普洱生茶を作るような、少数民族が代々大切に守ってきた古茶樹から手摘みで丁寧に摘み取られた茶葉から作られています。 南糯山は昔から紅茶の産地として有名な場所です。1900年前半にはイギリス人がこの地で紅茶を作り、欧州へ輸出をしていました。現在も台地茶を中心に紅茶作りが続けられています。 古樹の大葉種らしい大き目の茶葉です。艶やかな黒褐色の茶葉にゴールデンチップの金色が差し込んだ非常に美しい茶葉です。金色一色の雲南紅茶と違い、非常に深い甘味と複雑な旨み、古樹の持つミネラル感が素晴らしい紅茶です。 ティーポットで、中国式であれば茶壷や蓋碗で淹れてください。 美しい赤褐色のお茶は艶もあり、まるで美しい宝石のような色合いになります。高く澄んだ花香が非常に心地よく、味わいと共に別格の滇红(雲南紅茶)をお楽しみいただけます。 中国茶では楽しみ終わった茶殻も鑑賞して楽しみます。 滇红(雲南紅茶)は甘味を出しやすく、飲んで誰もが美味しいと思うお茶が多いものです。その反面、味わいが単調で飽きやすい、飲み続けにくいというお茶でもあります。そのため当店では当初、滇红(雲南紅茶)の取り扱いを見合わせていました。納得できる品質のものが見つからなかったからです。 |