名称	凤凰单枞‏ 柚花香（鳳凰単叢 柚花香）
産地	中国・広東省潮州市潮安県烏崠山大庵
種類	青茶・烏龍茶（半発酵茶）
等級	特級
茶水の色
このお茶に適した茶器	ティーポット・蓋碗
標準的な湯温	95～100℃

柚花香という名前の通り、柑橘系の香りのする鳳凰単欉です。
といっても中国では「柚」というと日本のユズではなくザボンを意味します。ですので柑橘系の香りではありますがユズよりもずっと優しい系統の香りを持ちます。先日の試飲会で人気が高く、その美味しさを再認識、今年は5年ぶりの入荷となります。

高山地区にある大奄の標高約950m付近にある茶畑で栽培された推定樹齢8〜90年の茶樹を厳選して丁寧に製茶されています。昔ながらのしっかりとした醗酵、火入れを行っています。これは茶樹本来のパワーが強く、しっかりとした茶樹からのものしか行うことができません。とても上質な柚花香です。

ティーポット、中国式であれば蓋碗の使用が適しています。茶壷を使ってもおいしく淹れられますが、鳳凰単欉の場合は茶壷に香りと美味しさを吸収されてしまうことが良くありますので鳳凰単欉用に「鍛えた」茶壷を使用するなどしてください。

透明度の高い金色のお茶です。柔らかく優しい柑橘系の香りと甘い花の香り、焙煎の軽やかな「火」の香りが重なります。心地よく気持ちの良い味のバランスを作り出しています。それでいて甘みと旨みが非常に強くでています。とても爽やかな味わい、香り、バランスに仕上がっています。

湯温は95～100℃位がお勧めです。蓋碗やガラス、陶磁器のポットなどでお楽しみください。茶壷を使う際には鳳凰単叢用に良く鍛えてあるものをお勧めします。

2022年春茶

鳳凰単叢の高山表記について：
鳳凰単叢の産地では高山とされる産地はその中でも低い場所では標高650m以上の地域を指しますが、これは単純に数値だけで決められるものではありません。その環境、地形などから判断して高山地区と判断されます。当店の高山表記は標高の高さだけではなく、現地で高山地区とみなされるかどうかで表記を行っております。