八仙は十大花蜜香型にも挙げられる鳳凰単叢で、その歴史は宋代まで遡ります。現地の人でも八仙といえば一目置くような特別な鳳凰単叢です。その中でも樹齢が300年は超えていると思われる老茶樹から摘み取り、製茶されています。 これはこのお茶、八仙の茶摘みの様子です。写真には写っていませんがすぐ左は絶壁になっています。この茶樹がある場所自体もかなりの急傾斜地で、厳しい環境で育った茶樹の力強く優しい美味しさはレベルが違います。 湯温は100℃位がお勧めです。蓋碗やガラス、陶磁器のポットなどでお楽しみください。茶壷を使う際には鳳凰単叢用に良く鍛えてあるものをお勧めします。 マンゴーのような甘い高い香りと爽やかな甘味が素晴らしいお茶です。目がさめるような、それでいて深く優しい複雑な味わいを持ったお茶で、言葉では言い表せないほどに美味しい珠玉の鳳凰単欉です。先日行った試飲会でも人気が高く、リクエストもたくさんいただきました。 この美味しさは時を経てより深く柔らかく変化していきます。しっかりと火入れがされているため、長期間にわたって熟成を楽しむこともできる、老茶も楽しめる八仙です。時間を経ることで、より味わい、香りと共に深く変化していきます。その変化もお楽しみいただければ幸いです。 2022年春茶
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