名称 |
四川高山红茶 (四川高山紅茶) |
産地 |
中国・四川省雅安市名山县(県)蒙山 |
種類 |
紅茶 |
等級 |
特級 |
茶水の色 |
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このお茶に適した茶器 |
ティーポット・茶壷・蓋碗 |
標準的な湯温 |
80~95℃ |
四川省で作られる紅茶は川紅と呼ばれ、古くから作られていた伝統的なお茶の1つです。
しかしながら中国国内では殆ど見かけない希少な紅茶で、昨今の紅茶ブームで生産量も増えてきたものの、一般にはまだまだ見かけることの少ない紅茶です。
一般的に四川のお茶は水分量が多すぎたり、紅茶にいたっては発酵不足やばらつきがあったりなど、小規模生産が多いために技術のばらつきがみられます。近年は大分解消されてきたとはいえ、紅茶についてはまだ十分な品質に至っていないものも多く見られるのが現状ですが、この生産者の四川紅茶は現地ではもちろん、他の地域の紅茶と比べても非常に高い品質を保って作られています。
この四川高山紅茶は四川省蒙山主峰の標高1200m以上という高山地帯で栽培された茶葉を使用して丁寧に作られています。
無農薬認証は得ていませんが、標高が高く斜度のきつい斜面で栽培されているために無農薬栽培の茶樹を使用しています。
2015年に摘み取り、製茶されてから1年間、氷温で後熟成を行いました。味わい、香り共に深みが増し、とても美味しく仕上がっています。
美しい黒い艶がある茶葉には金色のゴールデンチップが見られます。これは茶葉の先端についている芯芽のことです。一般的にはゴールデンチップが多ければ多い程、高級とされていますが、ゴールデンチップ自体には紅茶らしい香りや美味しさはなく、どちらかというと柔らかさを加えるものですので適度に含まれていることが重要です。この四川高山紅茶のゴールデンチップ含有量は最適と言える量です。
乾燥茶葉の状態でむせかえるような香ばしく甘い果実の香りがあります。これは香りを後から追加したのではなく、自然な茶葉の香りです。
ティーポットで、中国式であれば茶壷や蓋碗で淹れてみてください。
綺麗な透明度の高い褐色の紅茶です。
花の香りと香ばしさ、濃厚に深く甘い果実の香りをしっかり感じることができますが、自然の茶葉だけの香りというのですから驚きです。
味は深みのある濃厚な甘さと旨みをしっかりと感じていただけます。
湯温は85~95℃位がお勧めですが、渋味が殆どないため少し高めの湯温でもおいしく淹れられます。
※ 缶入り装丁をご希望の場合はオプションでご指定ください。茶葉の量や形状などによってはお選びいただいた缶に入りきらない場合がございます。その場合は缶に入りきらない茶葉を別途袋装丁にてお届けいたします。装丁、缶の詳細はこちらをご確認ください。
※ ギフト包装をご希望の場合は有料にて申し受けております。ご希望の場合はこちらからご注文ください。
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