龍泉窯の劉傑大師による柴窯(薪窯)の茶壺です。 劉傑大師は若くして中国伝統工芸大師、麗水市工芸美術大師となった非常に優秀な作家です。APECやG20、一路一帯といった国賓を迎えて行われる晩餐会で使用される食器の制作にも携わり、龍泉窯の中でも技術の高い作家として知られています。 彼自身、お茶が好きということもあり、非常に使いやすい茶器を創り出します。美しさだけでなく、細部までこだわり抜いた精密さは使いやすく、美味しくお茶を淹れることができる稀有な作品を生み出しています。 紫砂茶壺と違い、使いお茶を限定する必要がないのも嬉しいポイントです。特に紫砂茶壺は香りに特徴のある鳳凰単叢とは相性が難しいものですが(香りを紫砂が吸い取ってしまうため)、龍泉窯の作品は釉薬があるため香りが吸われることなく、全く問題ありません。むしろ非常に相性が良いと言えます。 この作品は元代から龍泉窯に伝わる飛青磁です。この鉄斑を施した飛青磁は国宝「飛青磁 花生」などでも見られるように、昔から茶人に大変好まれてきた龍泉窯の伝統的な様式です。 柴窯(薪窯)での茶壺の制作は本当に大変です。茶壺の80%近くは作品として満たさないとされて廃棄されます。大変厳しい品質基準に基づいて作品か否かを作家自身が判断します。この作品は数少ない作家自身によって認められた窯宝(最高品質)です。この窯宝はめったに作家も認めることのない最高品質の作品であることを意味します。 専用箱、証明書付きです。 ※ 本商品は海外発送はいたしません。ご了承ください。 販売価格(税別)
¥54,000
( 税込¥59,400 ) 在庫状態 : 売り切れ
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