早春茶と呼ばれる滇緑(雲南緑茶)です。中国・雲南省南部の思茅にある標高1800m付近にある茶園で2013年3月2日に摘み取られました。 滇緑(雲南緑茶)は中国国内でもあまり流通がない、珍しい緑茶です。雲南省で作られるお茶のうち、最も有名なものは普洱茶(プーアル茶)ですが、これは主に他地域や外国へ出荷されます。地元の人々は普洱茶ではなく、普段は雲南緑茶を楽しんでいます。長く地元消費用のお茶として認識されてきた雲南緑茶ですが、実は普洱茶に負けないほど美味しいお茶なのです。 思茅はお茶づくりの歴史がとても古い地域です。雲南省の代表的なお茶、普洱茶は思茅にある普洱府にそのお茶が集積されたことから普洱茶と名づけられました。この地域には野生茶樹、人工栽培の茶園、過去に人工栽培の茶園として利用されていたけれども何十年と放置された古茶樹園など、様々なタイプの茶樹が豊富に存在しています。この早春茶はその中でも古茶樹園から摘み取られたものです。 早春茶という名前は春節(旧正月)以降、その年に最初に摘み取られた茶葉で作られたお茶につけられます。緑茶に限らず、様々な中国茶に使われる言葉で普洱生茶にはもちろん、台湾茶の早摘みのお茶などにも使われています。 ほっこりとした優しい甘い香りのする茶葉は、モスグリーンに白毫の白がとても美しく輝いています。白毫というのは茶葉の先端についている芯芽のことで、紅茶ではシルバーチップなどと呼ばれる希少な芽の先端部分です。緑茶では一般的に白毫が多い方が良いとされ、この先端部分は甘さや柔らかさ、旨みなどを多く持っています。 ガラス茶器や蓋碗をお勧めします。現地では耐熱ガラスのグラスを使って翠の美しい茶葉を眺めながら楽しみます。 一般的に緑茶は低い湯温で楽しむとされていますが、この早春茶は高温で淹れていただいても美味しくお楽しみいただけます。低温から高温までお好みの湯温で楽しむことができます。 とても美味しい、この桜餅のような甘い雲南緑茶をお求めやすいお値段でご紹介することができました。ぜひ毎日のお茶としてお楽しみください。 ※ 缶入り装丁をご希望の場合はオプションでご指定ください。茶葉の量や形状などによってはお選びいただいた缶に入りきらない場合がございます。その場合は缶に入りきらない茶葉を別途袋装丁にてお届けいたします。装丁、缶の詳細はこちらをご確認ください。 ※ ギフト包装をご希望の場合は有料にて申し受けております。ご希望の場合はこちらからご注文ください。 |