手工岩茶 天心岩 千里香 2026

名称 天心岩 千里香
産地 中国・福建省武夷山天心岩
種類 青茶・烏龍茶(半発酵茶)
等級 特級
茶水の色 茶水の色:黄金色
このお茶に適した茶器 ティーポット・茶壷・蓋碗
標準的な湯温 95~100℃

甘く、香りの良い岩茶です。香りが遠くまで届く、ということから千里香と名付けられました。
千里香は武夷山に古くからある名叢のひとつです。慧苑坑が原産とされ、民国のころ武夷山で岩茶を調べた茶の研究者、林馥泉の1943年の記録(武夷茶叶之生产制造及运销)にも掲載されています。在来の菜茶から選ばれ、挿し木で増やされてきました。花香が高く、甘く大変美味しい岩茶ですが、肉桂や水仙に比べ生産量が少ない岩茶でもあります。

岩茶はその茶樹が武夷山のどこで栽培されたかで区別されます。武夷山風景区内の標高の高い地域にある岩山の自然環境で育てられて収穫された茶葉は正岩茶と呼ばれ、標高の低い地域のものは半岩茶。武夷山の麓、平地で栽培されたものは州茶とされ、全く異なる地域で作られたものは外山茶と呼ばれます。これは育った環境の違いがお茶の香りと味に大きく影響するためで、岩茶本来のミネラル感や旨み、香気といった岩韻は正岩茶以外にはありません。
標高の高い厳しい岩山の隙間で育つ正岩茶は収穫量が少なく、平地のように畑を切り開く訳にもいかないため増産もできません。希少茶です。今でこそ普通に見かけることの多い岩茶ですが、実はその殆どは正岩茶ではありません。

この千里香は天心岩で育った茶樹から作られています。天心岩は武夷山風景区の中心で、山の名は、武夷の中心、天の心にあたる、という意味です。岩下に天心永楽禅寺があり、西の九龍窠には大紅袍の母樹があります。丹霞の岩が風化した、砂利の多い土で、茶樹は岩の隙間や岩棚に根を張ります。谷が深く、夏は直射が短く、冬は風が遮られます。茶樹の育成に適した雲霧が多く、そのおかげでゆっくりと生育していきます。岩韻や花香が出やすい土地と言われています。もともと生産量の少ない千里香ですが、正岩の千里香はさらに限られます。

軽中火で、花香が綺麗に楽しめる絶妙な加減に仕上げられています。深いミネラル感、滋味、甘味のバランスが非常に良く、茶樹が育った環境、茶樹自身のちから、そして天候、製茶を行う制茶师傅の技術、それらを仕上げる焙火师傅のセンス、全てが調和して、この千里香を作り上げました。

先日の武夷岩茶・鳳凰単叢試飲茶会で大変人気の高かった岩茶です。香りと味わいのバランスが非常に良く、8月の、まだ十分に火が落ち着いていないにも関わらず、これは美味しいと納得する美味しさでした。
当店の岩茶はこの千里香に関わらず、昔ながらの伝統的な製法によるものです。最近、日本で流行っているような火入れの浅い、口に含んだ時に香りを強く感じるような派手な岩茶ではありません。身体の中から香りと味わいが戻ってくるような、舌ではなく身体で楽しむ、はっきりした岩韻を持つ岩茶です。その分、味わいが深く、煎が効き、時間の経過と共により美味しく変化していくクラシカルな岩茶です。

2026年春茶

関連ブログ:
北京から武夷山へ
武夷山駅到着
武夷岩茶研究所 工場訪問(焙煎室)
武夷岩茶研究所 工場訪問(審評室と毛茶加工)
武夷山 水簾洞茶区
武夷山 慧苑茶区
流香澗と大紅袍母樹
武夷山 御茶園
武夷山市茶葉研究所と天遊峰、桃源洞茶区
武夷山 茶農家さん訪問

25gパック
販売価格(税別)
¥4,530

( 税込¥4,893 )

在庫状態 : 在庫僅少
数量
50gパック
販売価格(税別)
¥8,420

( 税込¥9,094 )

在庫状態 : 在庫僅少
数量