昨年大変ご好評をいただいた宜興紅茶を今年もご紹介することにいたしました。 紫砂茶壺で有名な江蘇省宜兴(宜興)で作られる歴史ある紅茶です。 日々、緑茶を楽しむ地域が殆どと言って良い中国の中でも、この宜興では日常的にこの宜興紅茶が楽しまれています。ほっこりと、心がほぐれるような、寄り添うような優しさは、この宜興紅茶ならでは。このお茶が宜興の人たちに愛されている理由が分かります。 甘く優しい花果香は強すぎず弱すぎず、自然体。それに呼応するように、味わいもまた、素直で、優しい甘さが心地よく感じられます。ここ最近、主張するような強さのある紅茶が多い中、宜興紅茶のように自然体で楽しめる紅茶は貴重です。 宜興の地で代々、紫砂茶器とお茶づくりを行う一家の宜興紅茶です。おばあさま、お母さま、娘さんは紫砂作家として活動し、おじいさま、お父さま、息子さんがお茶づくりを行っています。家族が創った茶器で、家族が作ったお茶を楽しみながら日々を重ねていく、素朴で甘い、宜興の人たちの暮らしに寄り添うお茶です。 関連ブログ: |