雲南省西双版納のミャンマー国境近くの山岳地帯では昔からお茶作りが行われています。普洱茶で知られる西双版納の中でも最も古い歴史を持つ易武のお茶は清代の頃は貢茶として、また、茶馬古道の起点として知られています。 やさしく清らかな花の香り、甘い味わいの薄荷塘の2018年春茶(普洱生茶)です。手摘みであることはもちろん、機械を一切使用せず、全て手作業による製茶を行っています。 この製茶場は製茶機械はもちろん、ガスすらもありません。薪による殺青を行う徹底した昔ながらの伝統的な製茶にこだわって作られています。もちろん、餅茶を形作る圧延工程も昔ながらの石磨圧延です。機械によるものではないため、とても大変な作業ですが、1つ1つ丁寧に形をつくっています。写真は全てこの小餅を作る際に撮影されたものです。 標高1800m付近にある薄荷塘は原生林に囲まれた小さな集落です。この集落にたどり着くのも大変という山奥の集落で、この薄荷塘で作られる普洱茶はその品質の高さ、また生産量の少なさからも非常に高価なお茶です。中国国内では薄荷塘を名乗った偽物も多く流通しているほどです。 以前ご紹介した曼松と同様、友人である易武天能茶庄がこのお茶を製茶しています。近年、中国国内で投資目的での普洱茶需要が高まり、生活の中で楽しめる上質なお茶が少なくなっています。そういった状況に危機感を覚えた友人作り手が、親しい人たちへと本来の楽しみを味わえる日常のお茶として作った普洱茶の1つで、今回の薄荷塘が2018年は最後のご紹介となります。(2019年は未定) 普洱生茶用に良く鍛えられた蓄熱性の高い紫砂茶壷が最適です。普洱熟茶に使用している紫砂茶壺の使用はお勧めいたしません。香りや味わいが濁ってしまいます。また、蓋碗やティーポットなどでも美味しく淹れることができます。なるべく蓄熱性のある茶器を使用してください。 艶やかな金色の透明度の高い茶水です。甘い花香と微かに乳香が感じられます。易武らしい優しさと甘さがあり、とてもバランスの良い普洱生茶に仕上がっています。2018年のまだ新しいお茶ですが、十分に美味しくお楽しみいただけます。 1枚約100g 2018.4製造 ※ 滅多にはありませんが、茶葉の中に籾殻などの異物が混入している場合もございます。これは現地において完全手作業で作られたために起因するもので、品質に影響するものではございません。ご了承いただける方のみ、お求めいただけますようお願いいたします。 関連ブログ: 販売価格(税別)
¥4,000
( 税込¥4,320 ) 在庫状態 : 売り切れ
|