雲南省の西双版纳勐海茶区にある有名な布朗山、その中にある老班章と程近い場所にある班盆という村で作られた2015年の普洱生茶の早春茶です。班盆は老班章と同様に古茶樹園が知られています。 早春茶という名前は春節(旧正月)以降、その年に最初に摘み取られた茶葉で作られたお茶につけられます。普洱生茶に限らず、様々な中国茶に使われる言葉で、台湾茶の早摘みのお茶などにも使われています。 完全に手作業で作られているため、良くある小沱茶の形ではなく、単純に丸めただけの形をしています。白毫が美しい艶のある茶葉は1つ1つの茶葉が際立っているような美しさを持っています。1つあたり平均して8g程度の大きさです。(時間の経過と共に重量は変化して軽くなっていきます。) 普洱生茶用に良く鍛えられた蓄熱性の高い紫砂茶壷が最適ですが、蓋碗やティーポットなどでも美味しく淹れることができます。なるべく蓄熱性のある茶器を使用してください。 薄い金色の透明度が高いお茶は蜜のような、甘い樹液を連想するような香りとミネラル感のある深みのある甘さが心地よい美味しさです。 飲み終わった後の茶殻も是非お楽しみください。中国茶では飲み終えた後の茶葉を鑑賞して楽しみます。煮込んだ葉物野菜の様に柔らかい茶殻は砕けも殆どなく、美しい形をしています。 この班盆 早春茶は中国で高名な普洱茶専門家である私たちの師から特別に譲っていただいています。今回は2015年のものを北京の茶倉で後熟成していたものです。南方の茶倉での後熟成とは違い、ゆっくりと清らかに後熟成されているのが特徴的です。 普段使いにお勧めの普洱生茶です。非常に煎持ちも良く、1粒で1~2日ずっとお楽しみいただけます。 ※ 滅多にはありませんが、茶葉の中に籾殻などの異物が混入している場合もございます。これは現地において完全手作業で作られたために起因するもので、品質に影響するものではございません。ご了承いただける方のみ、お求めいただけますようお願いいたします。 |