名称	班盆 早春茶
産地	中国・雲南省西双版纳勐海茶区班盆（未入倉）
種類	普洱茶
等級	–
茶水の色
このお茶に適した茶器	茶壷・蓋碗・ティーポット・マルチティーサーバー
標準的な湯温	100℃

雲南省の西双版纳勐海茶区にある有名な布朗山、その中にある老班章と程近い場所にある班盆という村で作られた2014年の普洱生茶の早春茶です。班盆は老班章と同様に古茶樹園が知られています。

早春茶という名前は春節（旧正月）以降、その年に最初に摘み取られた茶葉で作られたお茶につけられます。普洱生茶に限らず、様々な中国茶に使われる言葉で、台湾茶の早摘みのお茶などにも使われています。

完全に手作業で作られているため、良くある小沱茶の形ではなく、単純に丸めただけの形をしています。白毫が美しい艶のある茶葉は1つ1つの茶葉が際立っているような美しさを持っています。1つあたり平均して10g程度の大きさです。（時間の経過と共に重量は変化して軽くなっていきます。）

普洱生茶用に良く鍛えられた蓄熱性の高い紫砂茶壷が最適ですが、蓋碗やティーポットなどでも美味しく淹れることができます。なるべく蓄熱性のある茶器を使用してください。
黒茶ですので洗茶は必要です。洗茶は1回行ってください。1煎目は20秒程度の抽出からはじめて、お好みに合わせて抽出時間を調節してください。

薄い金色の透明度が高いお茶は蜜のような、甘い樹液を連想するような香りとミネラル感のある深みのある甘さが心地よい美味しさです。柔らかく、出来たばかりの普洱生茶とは思えないような優しさは班盆ならではの味わいです。
普洱生茶ですので、年月と共に緩やかに熟成もしていきます。段々と味に今とは違う深み、甘さが感じられるように変化し、5年、10年と経過したものは上質なブルゴーニュワインのような味わいになっていきます。時間と共に変わっていく香気や味わいも楽しんでいただけるお茶です。

飲み終わった後の茶殻も是非お楽しみください。中国茶では飲み終えた後の茶葉を鑑賞して楽しみます。煮込んだ葉物野菜の様に柔らかい茶殻は砕けも殆どなく、美しい形をしています。

この班盆 早春茶は中国で高名な普洱茶専門家である私たちの師から特別に譲っていただきました。通常、このクラス、品質のお茶をこの価格で提供することはできませんが、師のご厚意でみなさまにご紹介できるようになりました。
特に2014年はプーアル茶バブルとも言える価格の高騰があり、入荷を見送っていましたが、2014年末近くになって価格が安定し、現地の老師や友人たちの協力もあり、今回入荷することができました。

1回分が多すぎる（10g）という場合は先の細い普洱刀か千枚通し、アイスピックなどで小さく崩してお楽しみください。（千枚通しがお勧めです）その場合は茶葉を大きく砕いてしまうことのないよう、茶葉の流れに沿って針を差し込み、優しく崩すようにしてださい。

普段使いにお勧めの普洱生茶です。非常に煎持ちも良く、1粒で1～2日ずっとお楽しみいただけます。

※ 缶入り装丁をご希望の場合はオプションでご指定ください。茶葉の量や形状などによってはお選びいただいた缶に入りきらない場合がございます。その場合は缶に入りきらない茶葉を別途袋装丁にてお届けいたします。装丁、缶の詳細はこちらをご確認ください。

※ ギフト包装をご希望の場合は有料にて申し受けております。ご希望の場合はこちらからご注文ください。

※ 滅多にはありませんが、茶葉の中に籾殻などの異物が混入している場合もございます。これは現地において完全手作業で作られたために起因するもので、品質に影響するものではございません。ご了承いただける方のみ、お求めいただけますようお願いいたします。

※ 詳しい普洱茶の飲み方・保存方法をお付けいたします。