福海 宮廷普洱茶 2005

10901.03

名称 福海茶厂宮廷普洱茶 2005年
産地 中国・雲南省勐海
種類 黒茶・後発酵茶(熟茶)
等級 宮廷級
茶水の色 茶水の色:ワインレッド
このお茶に適した茶器 蓋碗・ティーポット・マルチティーサーバー
標準的な湯温 100℃

福海茶廠による2005年の宮廷級普洱茶です。
この福海茶廠は普洱熟茶に定評のある勐海茶厂(モウ海茶廠)、大益の優秀な技術者が1983年に独立、設立しました。(設立当初は星火茶厂という名前でした。1998年から現在の福海茶厂という名称に変更しています。)日本ではあまり知られていませんが、特に熟茶製茶には高い技術を持っていることで知られています。この2005年に作られた宮廷級普洱茶を19年、ゆっくりと熟成をすすめてきました。大変美味しい普洱熟茶に仕上がっています。

宮廷普洱茶と聞くと宮廷に献上されていた普洱茶と思いがちですが、実際には違います。普洱茶の等級で「宮廷級」が使われるのは熟茶ですが、熟茶の製法が確立したのは1970年代です。既に宮廷は存在していません。
近年、緑茶を基準とした等級制度が普洱茶の世界にも持ち込まれ、鮮葉の大きさによって等級分けされるようになりました。上級になればなるほど新芽の割合が多くなるように定められています。最も細かい新芽のみを使った場合を最上級として宮廷級と名付けたため、そのように呼ばれています。葉が小さく細かいため、製茶の手間がかかり、その分の人件費で高価になりますが、それがお茶として良いお茶となるかどうかは別の話です。宮廷普洱茶に限らずですが、価格と品質が見合わないお茶も実際は多く流通しています。
緑茶の場合はその製法上の理由から新芽が多い方がより上質とされ、味わいも良いことが多く見られますが、普洱茶の場合は一概にそうとは言えません。後発酵(麹菌発酵)を行うためにはある程度成長した鮮葉が適しています。新芽のみを使用して作られる宮廷級普洱熟茶に特有の癖や味わいが単調になりがちなものが多く、当店ではご紹介してきませんでした。

この宮廷普洱茶は非常にバランス良く美味しいお茶です。宮廷級特有の癖も少なく、棗系の優しい香りと深みのある甘味、心地の良い陳香り、粘性のあるとろりとした茶水は品質の高さを表しています。ほっこりと美味しく楽しめる上質な熟茶です。
2005年に製茶され、北京の茶倉で保管していたため、カビ臭さ、泥臭さなどといった嫌な香りは全くありません。煎持ちも大変良く、毎日のお茶にもおすすめです。

※ さっぱりとした味わいの普洱熟茶をお好みの場合は大益七級普洱茶 2008年がおすすめです。

注文番号 タイトル 販売価格(税別)
在庫状態 数量 単位  
d10901_03-30 30gパック ¥3,400

( 税込¥3,672 )


在庫有り
d10901_03-50 50gパック ¥5,440

( 税込¥5,876 )


在庫有り
d10901_03-100 100gパック ¥9,850

( 税込¥10,638 )


在庫有り