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陳宗宝 逸舒

A07.17

名称 逸舒
作家名 陈宗宝(陳宗宝)
産地 中国・江蘇省宜興市
種類 紫砂茶壷
素材 原砂朱泥
サイズ 170ml
この茶器に適したお茶 黒茶・紅茶・青茶・白など

国家級助理美術師(国家级助理工艺美术师)の陳宗宝による逸舒です。

陳宗宝は大変に技術力の高い若手紫砂作家です。
紫砂茶壷の大師である范泽锋の直弟子として范泽锋工作室、および技術の高い作家のみが所属することで知られる龍徳堂で日々制作活動を行っています。師である范泽锋の作品は既に日本円にして数十万〜数百万円という値がついています。陳宗宝はその師に見込まれ、指導を受けることのできる、将来が大変に有望な、そして現時点でも素晴らしい技術を持つ作家です。

均整のとれた美しい造形と艶やかな陶肌が素晴らしい茶壺で、お茶の種類を選ばずにお楽しみいただけます。特に朱泥の品質が高く、その色合い、硬さ、自然に発せられる艶といい、大変に素晴らしい出来栄えです。朱泥は着色を行って使われていることが殆どですが、彼の朱泥作品は一切の着色を行っていません。
また、特筆すべきは出水の美しさ、蓋の部分の造形の精密さです。これは彼の作品の中でも非常に良くできていて、ここまでの精度で作り上げることのできる作家はなかなかいません。

紫砂作家の国家級工芸美術師などといった肩書きだけで高値がついてしまう作家、作品と違い、硬く、上質な土を操ることの出来る技術力、狂いのない均整の採れた造形を作り出せる作家、体現した作品は、実はなかなか存在しません。
写真をご確認いただければ分かるように、非常に洗練された歪みのない造形です。

また、現在は紫砂泥の採掘井が政府によって閉鎖されています。そのため、紫砂茶壷の原料である紫砂泥の価格が高騰し、本来は茶器に使用されるべきではないような土も使用して作られることが多々あります。安価な紫砂茶壷はそのような原料を使用している可能性が高いだけでなく、土質が柔らかいため、相当な時間をかけてもなかなか美味しくお茶を入れることができるまでには育ちません。
陳宗宝は師の范泽锋と同じ工房に所属し、工房では紫砂泥を既に確保しているため、非常に上質な紫砂泥を使用して作品を作ることができます。また、その技術力の高さから硬い土質のままで作り上げることができるため、とても硬度の高い茶壷になっています。数回の使用で茶壷に香りや味わいが取られてしまうことなく、美味しくお茶を淹れることができます。

証明書、専用箱付きです。

販売価格(税別)
¥55,000

( 税込¥60,500 )

在庫状態 : 在庫有り
売り切れ
A07.17