東方紅は鳳凰山地域に宋代から伝わる4本の名叢から伝わる名品種の1つです。とても品格のある香りと味わいで、あまり多く流通はしていませんが、宋種系の中でも人気の高い品種です。以前にもご紹介したことがありましたが、あまりの美味しさに7年ぶりに入荷しました。産地、烏崠山の中でも最も高所にある山名を関する村の樹齢90年前後と思われる茶樹から製茶されています。 透明度の高い金色のお茶です。最初はほっこりとした火の香りとマンゴーのような果香が楽しめます。次に清らかな甘い花香が立ち昇り、先ほどの果実感と合わせて清らかで格のある香りが楽しめます。最初はさらりとした甘味が身体の中で滋味、旨味と共にじんわりと広がってきます。昔の鳳凰単叢ってこんな感じだったように思わせる懐かしさと、沁み入るような優しい、それでいて奥に秘めた力強さも感じるお茶です。 湯温は95~100℃位がお勧めです。蓋碗やガラスや陶磁器のポットなどでお楽しみください。ティーポット、中国式であれば蓋碗の使用が適しています。茶壷を使ってもおいしく淹れられますが、鳳凰単欉の場合は茶壷に香りと美味しさを吸収されてしまうことが良くありますので鳳凰単欉用に「鍛えた」茶壷を使用するなどしてください。 2024年春茶
※ ネット上での転売目的のお求めはご遠慮ください。当店の方で該当すると判断した場合はご注文をキャンセルさせていただく場合もございますので、ご了承ください。(セミナーや店舗、サロンなどでの頒布、販売などは今まで通り問題ございません。) |