鳳凰単欉の中で有名な品種として知られています。日本にも多く輸入され、鳳凰単欉と聞くと蜜蘭香を連想される方も多いと思います。蜜蘭香はライチやマスカット、桃の香りに例えられる華やかなお茶です。 お茶にも流行があります。数年前まで鳳凰単欉といえば蜜蘭香が最も多く栽培、生産されていました。そのため、産地の中でも低山(標高の低い位置)でも殆どが蜜蘭香の栽培という状況になり、様々な品質の蜜蘭香が流通していました。 蜜蘭香の中にもいくつかのタイプがあります。多くは馨しく華やかな香りと強い甘味のある味の系統です。中には最近の消費者に合わせて苦味を抑えているものも多くみられます。 こちらの鳳凰単欉 蜜蘭香はしっかりとした苦味と収斂味が隠されているクラッシックなタイプで、これらが実際に淹れた時に芳醇な旨みに変化していきます。最近では珍しくなった清楚な花をイメージさせる、上品で密やかな甘い香りと火の香りを持ち、しっかりとした回甘を持っています。 2018年春茶 ※当店取扱の鳳凰単叢は特に明記がない場合、全て高山地区の春茶ですが、今回の蜜蘭香は高山地区の栽培が少ないため高山と商品名に明記しております。 |