白茶は萌葉や若葉を丁寧に摘み取り、なるべく人の手が触れないように自然に酸化発酵をさせ(萎凋)、乾燥させるだけのシンプルな製法で作られるお茶です。欧米ではWhite Teaと呼ばれ、高級茶としても知られています。 白茶は去熱機能を持つと言われ夏向きのお茶と呼ばれます。香港や広東、台湾、東南アジアで愛飲されています。 白茶の中でも心芽のみを使い、可能な限り人の手を触れないように大切に作られる最高級品がこの白毫銀針です。福建省の一部、福鼎県と政和県で作られるこのお茶は歴史的にも非常に古いお茶で、北宋の皇帝・徽宗が愛飲していたことでも知られています。 この白毫銀針は標高1000mを超える高地で栽培された無農薬栽培の福鼎大白茶種から作られています。 お茶の香りを楽しむためにガラス茶器(耐熱グラス・ポット)や蓋碗をお勧めします。現地では耐熱ガラスのグラスを使って翠の美しい茶葉を眺めながら楽しみます。 白茶は年月を経た方がより柔らかく旨味を増していくお茶です。後熟成による柔らかな美味しさをゆっくりとお楽しみいただけます。この白毫銀針は2018年の明前に摘み取り、製茶した茶葉を1年間じっくりと後熟成を行いました。深みのある優しい甘味と清涼感のある心地よい甘い香りが素晴らしいお茶です。品質、美味しさにこだわる方におすすめです。 平地で栽培された白毫銀針と高地で栽培されたそれと比べてみると明らかに味わい、香りが異なります。高山のものの方が明確に味わい、香り、奥深さが違います。山の上の険しい場所にある傾斜が厳しい小さな茶畑で栽培されているため、生産量が非常に少なく、茶農家さんでも懇意にしている人にしか譲らないという白毫銀針です。 |