2005年 純古樹料 易昌號

10905.35

名称 2005年 易昌號
産地 中国・雲南省易武山(香港・北京乾倉)
種類 普洱茶
等級
茶水の色 茶水の色:オレンジ色
このお茶に適した茶器 茶壷・蓋碗・ティーポット・マルチティーサーバー
標準的な湯温 100℃

私人茶庄の1つ、昌泰號の流れをくむ昌泰茶業の、その中でも上質な普洱茶を扱うブランドとして設立した易昌號の2005年普洱生茶です。

昔から雲南省で作られる普洱茶は重要な海外輸出製品でした。かつてはこうした昌泰號をはじめとした私人茶庄が輸出向けの品質の良い製品を製造していましたが、1950年に中国では毛沢東主導による主要産業の国営化が行われ、この私人茶庄も国営企業に吸収され、次々と消滅していきました。

昌泰號は1998年に設立者の息子によって復活しました。
易武山をメインに旧六大茶山の野生茶樹から摘み取った茶葉を、伝統的な石型圧延技術を使った製茶を行い、非常に評価の高い茶廠となりました。現在は昌泰茶業と名前を変え、中規模メーカーとなっている現在は野生茶樹だけを使用しているとは考えにくく、石型の廃止が行われた頃に製茶方法の方向転換を行ったとも考えられます。
一方で昌泰茶「行」であった頃の伝統的な石型圧延技術を使った製茶を行うような上質な普洱茶は易昌號ブランドとして作られるようになっています。この易昌號は樹齢300年以上古樹のみを使い、丁寧に製茶された普洱生茶です。

この易昌號の驚くべきところは、その金花の多さです。金花とは湖南省の黒茶で有名な茯茶に使用されることで有名な麹菌(冠突散囊菌)です。茯茶などの場合は強制的にこの金花を茶葉に移し、渥堆発酵(熟茶)を行います。この易昌號はそのような強制的に移されたものではなく、この茶葉がもともと自然に持っていた金花です。非常にコンディションが良く、餅茶の表面、内部にも金花がきれいに見えます。
その金花の状態からもわかるように茶葉自体も非常に美しく、艷やかで金がかって見えるほどに状態の良い餅茶です。保管状態ももちろんですが、もともとの茶葉の持つちから、品質の良さが目に見えてもわかります。普洱生茶でありながら、ここまで金花が美しく現れているお茶は滅多に出会えません。

普洱茶用に良く鍛えられた蓄熱性の高い紫砂茶壷が最適ですが、蓋碗やティーポットなどでも美味しく淹れることができます。黒茶ですので洗茶は必要です。
1煎目は20秒程度の抽出からはじめて、お好みに合わせて抽出時間を調節してください。

琥珀色の透明な美しいお茶です。透明度が高く、美しい宝石のような茶水です。
香りは儚げな梅香から膠と変わっていきます。深みのある爽やかな甘味、微かな酸味、そして圧倒的な地味がバランス良く感じられます。驚くべきは、煎をすすめていくと茶水の粘性が増し、古樹がもつ、茶樹のちからとも言えるオイリーさが出てきます。宝石を連想させるような上品さがあり、まさに名茶といえるほどに素晴らしい仕上がりです。そしてこの先も楽しみなお茶でもあります。

中国国内での流通価格は3500元(約58000円)となっていますが、今回は特別価格にてご提供させていただきます。ただし、現地より指摘がありました場合は、予告なく価格を変更する場合がございます。ご了承ください。

400g餅茶(発酵状態によって前後します)

※ 餅茶のパッケージが傷んでおります。これは餅茶の熟成に伴うもので品質に影響するものではございません。パッケージの破損、汚れなどでの返品、交換はお受けできません。ご了承いただける方のみ、お求めいただけますようお願いいたします。

※ 滅多にはありませんが、茶葉の中に籾殻などの異物が混入している場合もございます。これは現地において完全手作業で作られたために起因するもので、品質に影響するものではございません。ご了承いただける方のみ、お求めいただけますようお願いいたします。

※ 茶葉表面に現れる金花は環境や気温、湿度などによって肉眼では見えない状態になる場合が多々あります。ご了承ください。金花の麹菌は生きていますので、環境が変わればまた見えるようになります。

※ 特別価格でのご提供となりますため、海外発送はいたしません。ご了承ください。

販売価格(税別)
¥39,000

( 税込¥42,120 )

在庫状態 : 売り切れ
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詳しいプーアル茶の飲み方・保存方法(複数ご注文の場合でもお届け先1件につき1部となります)
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