雲南省西双版納のミャンマー国境近くの山岳地帯では昔からお茶作りが行われています。普洱茶で知られる西双版納の中でも最も古い歴史を持つ易武のお茶は清代の頃は貢茶として、また、茶馬古道の起点として知られています。特に麻黒寨は昔から良質な普洱茶が作られることでも知られています。 この地域では樹齢100年から中には1000年を超える茶樹が並ぶ古茶樹園があり、500年前後の古茶樹も多くあります。殆どは摘み取りがし易いように切り戻した茶樹ですが、中には切り戻しを行っていない、人の手を加えずに育てた樹高5〜10mの古茶樹も数は少ないものの残されています。この喬木古樹茶はその名の通り、樹齢約400年の樹高の高い古茶樹から作られています。農薬はもちろん、肥料も与えずに自然のままに生きる茶樹から丁寧に摘み取り、機械を使用せずに全て手作業で作られた普洱生茶です。 切り戻した樹高の低い茶樹も美味しいお茶になりますが、より太陽の光を浴びた樹高の高い茶樹のお茶の味わいは格別です。易武らしい優しさがありながら、味わい、香り共に深みのあるお茶に育ちます。 普洱茶は時間の経過と共に表情を変えます。特に3年を経過した上質な普洱茶は深みを増し、お茶とは思えないほどに美味しく変化していきます。香りもより増してくるのも、上質な普洱茶の特徴です。フレッシュな味わいと共に、時間の経過による変化もお楽しみいただければと思います。 普洱生茶用に良く鍛えられた蓄熱性の高い紫砂茶壷が最適です。普洱熟茶に使用している紫砂茶壺の使用はお勧めいたしません。香りや味わいが濁ってしまいます。また、蓋碗やティーポットなどでも美味しく淹れることができます。なるべく蓄熱性のある茶器を使用してください。 2022年春茶 200g餅茶(発酵状態によって前後します) 発送は入荷後、12月中旬を予定しております。 ※ 滅多にはありませんが、茶葉の中に籾殻などの異物が混入している場合もございます。これは現地において完全手作業で作られたために起因するもので、品質に影響するものではございません。ご了承いただける方のみ、お求めいただけますようお願いいたします。 |