名称 |
藏茶 金尖 雅细(蔵茶 金尖 雅細) |
産地 |
中国・四川省雅安市名山县(県)蒙山 |
種類 |
黒茶・後発酵茶 |
等級 |
特級 |
茶水の色 |
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このお茶に適した茶器 |
ヤカン(煮茶法)・ティーポット・茶壷 |
標準的な湯温 |
100℃ |
再入荷いたしました!
蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、普洱茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。
辺境の少数民族へと運ばれ消費される「辺茶」の1つであり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。(チベットは西「蔵」といいます)
この蔵茶は海抜1200m以上の霧の多い山深い高地で栽培された茶樹を使用し、32工程もの作業を経て作られています。
無農薬認証は得ていませんが、標高が高く斜度のきつい斜面で栽培されているために無農薬栽培の茶樹を使用しています。
熟成には3~5年以上(基本的には5年)かけてじっくり熟成した後にようやく初めて出荷されます。長い年月とたくさんの人の手を経て作られるお茶です。
元々の消費地であるチベットではバター茶にして飲みます。
体を暖め、脂肪を燃焼する機能が強いことから、環境の厳しいチベットでは乳脂肪を同時に摂取しないと体の脂肪を分解しすぎてしまうそうです。
実際に中国では減肥、高血圧、高脂血症、糖尿病、痛風・・・などの病気や解毒などの機能を持つ非常に体に良いお茶として知られています。プーアル熟茶よりも優しい蔵茶は毎日のお茶にも最適です。
麹菌による後発酵の効果でカフェイン含有量は殆どありません。製造元の雅安茶厂(茶廠)の話ではカフェインの存在を確認していないとのことです。体調、特に胃腸が優れないときにも刺激が少なく、妊娠中の方やお子様でも安心して楽しんでいただけます。
この蔵茶は固形茶です。通常、65~70gずつに分けられた固形茶が4つ入って1つの製品になっておりますが、お試しやすいように1つずつバラ売りいたします。
それぞれの固形茶は中国蔵茶のマークが印刷された黄色いわら半紙につつまれています。固形茶自体はくし型になっていますが、かなり硬いため、プーアル刀や千枚通しなどで崩す必要があります。
「金尖」は全体的に見て芽が多く配合されていますが、この製品は芽が含まれているものの、摘み取った葉全体と合わせてバランス良く配合されています。茶葉の成分を使って後発酵を行う蔵茶の製法においては芽の比率よりも甘みを引き出す茎やある程度成長した葉の方が重要です。金尖の中には芽のみを使用した製品もありますが旨みに乏しくなりがちです。この金尖は適度に芽が配合されている分、柔らかく優しい感じで、旨みと甘みの強い配合になっています。また、甘い花の香りが最も楽しめるのもこの金尖です。金尖の中で最も自信をもってお勧め出来る製品です。
保温性のあるポットに茶葉を入れたまま1分抽出します。長く抽出していても苦味や渋みがでることはありません。
この方法で淹れた蔵茶は香り高く、甘い花の香りを楽しむことができます。さっぱりした癖のない回甘の感じられる上品な味わいです。
本来、このお茶は今では珍しい煮茶法でいただくお茶になります。
煮茶法とは要するに煮出すのですが、ヤカンに蔵茶を入れ、1gあたり100CCの水を入れて弱火で10分程度煮出します。一度他の容器に煮出したお茶を移し、もう一度ヤカンに1回目と同じ分量の水を入れて、弱火で10分程度煮出します。1煎目、2煎目のお茶を合わせて(混ぜて)いただきます。
この方法が香ばしさも感じられ、一番美味しく楽しめます。褐色の透明度の高い、甘いお茶ができあがります。
蔵茶はどんなに煮出しても渋くなったりすることはありません。
中国蔵茶のお茶は甘い香りで味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖の少ない甘茶のようです。通常の淹れ方で抽出した蔵茶は香り高く、品のある甘さが感じられます。煮茶法で煮出した場合は柔らかい甘みとごく弱い酸味、香ばしさがあって味が深くなります。
普洱茶(プーアル茶)のような癖がないため、ミルクを入れたミルクティーや蜂蜜などを入れて楽しむこともできます。
イチゴやリンゴ、オレンジなどのフルーツを入れたフルーツティーもとても美味しく楽しめます。紅茶などのフルーツティーと違って渋みがないためフルーツの味や香りを損なうこと無く楽しめます。その場合は抽出したお茶にフルーツを入れても、ガラスポットなどに茶葉とフルーツを入れて煮出してもどちらでもお楽しみいただけます。
温かいうちに楽しむのはもちろん、夏場などは常温に冷まして楽しむこともできます。プーアル茶などの他の黒茶と比べても軽く、癖が少ないため、食事と合わせてもお楽しみいただけます。
65~70g 1個入り
※ 他にも様々な蔵茶を取り揃えてございます。詳しくは蔵茶のカテゴリをご覧下さい。
※ 蔵茶をお買い上げの方には詳しい蔵茶の楽しみ方をお付けしてお届けします。
※ 1個あたり65~70gとなっておりますが、発酵を進める黒茶の特性上、その重さが前後いたします。1個あたりの重量は参考値となります。ご了承ください。
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