先日ご紹介したところ、あっという間に完売してしまった漓江毛尖と同じ集落で作られた龍脊古樹茶です。代々、大切に守り続けてきた樹齢100年は越えていると思われる古茶樹から作られた数少ない緑茶です。 広西チワン族自治区桂林の近くに龍脊棚田があります。チワン族(壮族)の人々が、険しい山に逆らわず、開拓していった見事な棚田をみることのできる素晴らしい場所です。そのすぐそば、標高700m付近にある古茶樹園で育てられた茶樹から丁寧に作った緑茶です。2020年3月16日に茶摘みが行われています。 この地域には龍脊四宝と呼ばれるものが伝えられています。それは米、酒、唐辛子、そしてお茶です。この地の人々は昔からお茶を作り続けてきました。このお茶は清代においては皇帝への献上茶ともされています。日本ではあまり知られていませんが、この地域では伝統的にお茶を作り続けてきました。 お茶の香りを楽しむためにガラス茶器(耐熱グラス・ポット)や蓋碗をお勧めします。現地では耐熱ガラスのグラスを使って翠の美しい茶葉を眺めながら楽しみます。 南方の緑茶に多く見られる緑の濃い茶葉ですが、その香りと味わいは茶葉の見た目とは全く違い、驚きを感じるほどに優しく繊細です。今回、ロット選定をお願いした店主の師匠が「これが純粋な栗香」と称したその香りは、今まで知っているどの緑茶とも違い、素晴らしい栗香でした。清涼感を感じる、清らかな栗香がお楽しみいただけます。味わいもその茶葉の外観とは逆に苦味や渋みといった要素はほとんど感じられず、優しく繊細な甘味とそれを支える精密なミネラル感とのバランスが素晴らしく、大地のちからと作り手の技術の最高傑作です。 品種:在来種 5月23日から順次発送させていただきます。 |