名称	無焙煎 野生 正山小種
産地	中国・福建省武夷山桐木関
種類	紅茶
等級	希少茶のため等級なし
茶水の色
このお茶に適した茶器	ティーポット・茶壷・蓋碗
標準的な湯温	95～100℃

桐木保護地区内の野生茶樹を使用して作られた無焙煎の正山小種です。

最高品質の紅茶として有名な金駿眉を最初に作り出した1人である老師の無焙煎正山小種を毎年ご紹介させていただいてきました。しかしながら、ご高齢のため2023年で製茶を引退されました。2024年からは息子さんが跡を継がれ、今回ご紹介するお茶はその息子さんの製茶によるものです。
お父上である老師の作っていた昨年までの無焙煎正山小種が静とするならば、今年の無焙煎正山小種は陽といった感じでしょうか。華やかではあるものの、今どき流行りのお茶のように主張が強いものはなく、押し付けがましくない明るさを持つ紅茶です。飲み疲れない、ずっと飲んでいたくなる、寄り添うような明るさを持つ紅茶です。

黒褐色の艶やかな茶葉です。茶葉は小さ目の細い縒りの非常に美しい茶葉で、一般的に流通する「正山小種」とは別格の繊細さを持った外観です。

綺麗な透明度の高い褐色の紅茶です。
驚くような花果香を感じます。しっかりと高く香りつつも、押し付けるような強さはなく、優しく、品格よく香ります。
柔らかさを持った深い甘味と果汁のような柔らかい酸味、奥行きのあるミネラル感のバランスがよく、美味しく仕上がっています。煎をすすめていくと、より野生茶樹の持つ底力を感じるように旨味が変化していきます。香り、味わいの絶妙なバランスは、茶樹の良さだけでなく、作り手の技術の高さが伝わってくるお茶です。

桐木の野生茶樹から作られ、製茶技術が高く、ここまでの品質の正山小種を、この価格で入手することは、現地でもまずできません。作り手のご家族と長年懇意にさせていただいているため、特別にこの価格でご提供させていただくことができています。

2024年春茶

関連ブログ：
正山小種の産地 武夷山桐木訪問

※ ネット上での転売目的のお求めはご遠慮ください。当店の方で該当すると判断した場合はご注文をキャンセルさせていただく場合もございますので、ご了承ください。（セミナーや店舗、サロンなどでの頒布、販売などは今まで通り問題ございません。）