貢品 老叢大紅袍 2019

10104.07

名称 貢品 老叢大紅袍
産地 中国・福建省武夷山
種類 青茶・烏龍茶(半発酵茶)
等級 特級
茶水の色 茶水の色:オレンジ色
このお茶に適した茶器 ティーポット・茶壷・蓋碗
標準的な湯温 100℃

大紅袍は岩茶の中でも非常に有名な品種ですが、もともとは武夷山の九龙窠景区の岩肌に生える6本の茶樹からつくられた武夷岩茶を指します。これらの茶樹は母樹大紅袍と呼ばれ、自然遺産ともされているため一般に流通することはありません。一般的に流通している大紅袍は商品大紅袍と呼ばれるブレンド茶です。
一概にブレンド茶といっても様々です。それぞれの岩茶の質はもちろん、比率など、岩茶を代表するお茶であるだけに、作り手のセンスと技術が問われるお茶でもあります。その大紅袍を最高の岩茶とブレンド技術をもって一切の妥協をせずに作られた大紅袍です。

武夷山 母樹大紅袍
母樹大紅袍

今回ご紹介する大紅袍は以下の岩茶をブレンドしています。

九龍巣老叢水仙(九龙窠老枞水仙)
九龍巣肉桂(九龙窠肉桂)
牛欄坑頭肉桂(牛栏坑头肉桂)
牛欄坑頭老君眉(牛栏坑头老君眉)

全て老叢、樹齢100年以上の茶樹から作られています。

岩茶はその茶樹が武夷山のどこで栽培されたかで区別されます。武夷山風景区内の標高の高い地域にある岩山の自然環境で育てられて収穫された茶葉は正岩茶と呼ばれ、標高の低い地域のものは半岩茶(現在は標高に関わらず自然保護地区内で栽培されたものは全て正岩茶としていることが殆どのようですが当店では昔と同様の区分けを行い、標高の低い地域の「正岩茶」は取り扱いません)、武夷山の麓、平地で栽培されたものは州茶とされ、全く異なる地域で作られたものは外山茶と呼ばれます。これは育った環境の違いがお茶の香りと味に大きく影響するためで、岩茶本来のミネラル感や旨み、香気といった岩韻は正岩茶以外にはありません。不思議なようですが同じ岩茶でも正岩茶と半岩茶、州茶では全く味も香りも異なります。
標高の高い厳しい岩山の隙間で育つ正岩茶は収穫量が少なく、平地のように畑を切り開く訳にもいかないため増産もできませんが、現在日本には沢山の岩茶が輸入されています。当然、中国国内での流通量はもっと多く存在していますが、正岩地区で採れるお茶がそんなに多くないのは容易に分かります。

どれもブレンドする必要のない、素晴らしい岩茶ですが、大紅袍としてブレンドすることで、もともと持っている茶葉のちからを更に増幅したような素晴らしいお茶に仕上がっています。素晴らしい花香、深みのある滋味、味わい、どれも素晴らしく、言葉にできないほどです。余韻も驚くほど長く、身体のなかから、その香りが広がるように戻ってきます。これほどまでに素晴らしい「大紅袍」はなかなか出会えることはありません。

2019年の春に製茶された岩茶です。年月を経ていくことで旨み、甘味、香りの深さが増してくるお茶です。その変化もお楽しみいただければと思います。

30gパック

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販売価格(税別)
¥7,950

( 税込¥8,586 )

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