瓜子金といえば4大名欉ではないものの名欉と名高い品種です。分類的には奇種とされ、岩茶らしい味わいが楽しめる品種でもあります。この瓜子金は武夷山の中でも上質な茶葉が作られることで知られる慧苑坑で栽培されています。 岩茶はその茶樹が武夷山のどこで栽培されたかで区別されます。武夷山風景区内の標高の高い地域にある岩山の自然環境で育てられて収穫された茶葉は正岩茶と呼ばれ、標高の低い地域のものは半岩茶。武夷山の麓、平地で栽培されたものは州茶とされ、全く異なる地域で作られたものは外山茶と呼ばれます。これは育った環境の違いがお茶の香りと味に大きく影響するためで、岩茶本来のミネラル感や旨み、香気といった岩韻は正岩茶以外にはありません。 甘く深みのある果香と柔らかい甘味のバランスが良い上質な岩茶に仕上がっています。煎を進めていくにつれ味わいが変化していきます。 関連ブログ: |