岩茶 慧苑坑 矮脚烏龍 2021

10116.01

名称 岩茶 慧苑坑 矮脚烏龍
産地 中国・福建省武夷山慧苑坑
種類 青茶・烏龍茶(半発酵茶)
等級 特級
茶水の色 茶水の色:褐色
このお茶に適した茶器 茶壷・蓋碗・ティーポット
標準的な湯温 95~100℃

店主が2021年の岩茶で一番ご紹介したいと思った矮脚烏龍です。力強さの中に華やかさ、優しさを持つ大変素晴らしい岩茶に仕上がっています。

矮脚烏龍は武夷山の近くの建瓯から古く、宋代に持ち込まれた品種と言われています。その名(矮脚)の通り樹高の低い茶樹が特徴的で、実際茶摘みをするには腰を痛めてしまうのではないかと心配してしまう程です。その小さな茶樹から想像もしないほど、香り高く美味しい、岩茶らしい優しい力強さを持つお茶が作られます。

岩茶はその茶樹が武夷山のどこで栽培されたかで区別されます。武夷山風景区内の標高の高い地域にある岩山の自然環境で育てられて収穫された茶葉は正岩茶と呼ばれ、標高の低い地域のものは半岩茶(現在は標高に関わらず自然保護地区内で栽培されたものは全て正岩茶としていることが殆どのようですが当店では昔と同様の区分けを行い、標高の低い地域の「正岩茶」は取り扱いません)、武夷山の麓、平地で栽培されたものは州茶とされ、全く異なる地域で作られたものは外山茶と呼ばれます。これは育った環境の違いがお茶の香りと味に大きく影響するためで、岩茶本来のミネラル感や旨み、香気といった岩韻は正岩茶以外にはありません。不思議なようですが同じ武夷肉桂でも正岩茶と半岩茶、州茶では全く味も香りも異なります。
標高の高い厳しい岩山の隙間で育つ正岩茶は収穫量が少なく、平地のように畑を切り開く訳にもいかないため増産もできませんが、現在日本には肉桂をはじめ、沢山の岩茶が輸入されています。当然、中国国内での流通量はもっと多く存在していますが、正岩地区で採れるお茶がそんなに多くないのは容易に分かります。

とても美味しい岩茶ですので是非中国式で淹れることをおすすめします。岩茶用に良く鍛えた茶壷をお持ちの場合はそれで、あるいは蓋碗で淹れてみてください。
清らかなミネラル感、奥行きのある旨味、優しい甘味、香りも心地よい火香、そして清らかで高い花香とまさに武夷岩茶の美味しさを体現しているかのようです。

上質な岩茶はお手元にあっても少しずつ後熟成していきます。時間の経過による味わいや香りの変化を楽しむこともできる矮脚烏龍です。

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注文番号 タイトル 販売価格(税別)
在庫状態 数量 単位  
10116.01-30 30gパック ¥6,900

( 税込¥7,452 )


売り切れ 売り切れ
10116.01-50 50gパック ¥11,000

( 税込¥11,880 )


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