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お茶会のお知らせ

2013/9/5

福建省武夷山桐木の正山小種紅茶の茶畑

意外と知られていませんが、紅茶のルーツは中国にあります。

10月のお茶会は中国紅茶がテーマです。

様々なタイプ、希少な紅茶などを中心に、After Taste自慢のデザートと共にお楽しみください。

お茶についてのお話はもちろん、お茶を探して各国を回っているお茶の旅について、ご希望があれば美味しいお茶の淹れ方など、自由にみなさまと楽しみたいと思います。

日時 2013年10月14日(月曜・祝日)13時~15時
場所 Bistro&Bar After Taste
東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F
03-6273-2001
新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分
料金 2500円(お茶3種以上・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、10月11日までにAfter Taste店舗までご予約ください
( 03-6273-2001)

多くの方とお会いできるのを楽しみにしております。

おかげさまで満席となりました!

武夷山 水簾洞茶区

2013/9/4

武夷山 水簾洞茶区

武夷山では茶畑の見学もさせていただきました。

さすが武夷山。いたるところが茶畑になっています。武夷山風景名勝区の中はこんな景色が広がっています。茶樹を植えることが出来る場所は全て茶畑にされているかような景色です。暫くの間、茶畑を眺めながら大きな岩山の間を歩いて行きます。

武夷山 水簾洞茶区

一番多く栽培されているのは、やはり水仙種のようです。肉桂も多く植えられています。
どれも農薬を使用していないので葉は虫食いだらけですが、実際に製茶で使用する部分は新たに伸びた新芽の部分のみなので、それ以外の部分の虫の被害は気にしないようです。実際、歩いていて手のひらサイズの大きな毛虫や日本ではあまり見かけないような大きな鮮やかな色合のトカゲなどにも遭遇しました。

水帘洞(水簾洞)

山間にちょっとした開けた空間が現れます。 水帘洞(水簾洞)です。
遥か上の方から水が落ちてくる滝になっています。その下にあるのは水帘寺(水簾寺)というお寺です。大きさが実感していただければ良いのですが、実際はそのお寺も山(滝)の途中にあります。あまりにも高低差がありすぎて写真に収まりきりません。

武夷山 水簾洞茶区

この水簾洞にも茶畑があり、日本ではあまり知られていませんが、この付近は上質な茶葉が産出される茶区として知られています。
一番多いのはここでも水仙ですが、他にも様々な品種が植えられていて、一般の観光客が立ち入らないように柵で区切っていたり、観光ルートである遊歩道から外れた細い山道を通って行った先にあります。


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流香澗 雀舌

武夷天心岩の岩壁に数本だけ生えている大紅袍母樹の1つに起源する岩茶です。
慧苑坑と同じく三坑両澗と呼ばれる茶区の1つ、流香澗で作られた雀舌です。
雀舌は正岩茶区、半岩茶区、外山茶区を問わず数多く作られている品種ですが、流香澗で育てられたこの岩茶はそれらと同じ雀舌とは思えないほどに品格を感じる落ち着いた華やかさを持つ岩茶です。

大陸だけでなく、台湾のお茶もお勧めです。

凍頂烏龍茶 2013年春茶
凍頂烏龍茶 2013年春茶

鈴茶堂がイチオシの作り手による凍頂烏龍茶です。
近年主流の焙煎の浅いタイプではなく伝統的な製法を守って作られた凍頂烏龍茶になります。

最近は本来の産地以外で作られたものなども多く流通していますが、この凍頂烏龍茶は代々、伝統的な製法を頑なに守って作り続けています。その味わいはまさに本来の凍頂烏龍茶そのものです。

この作り手の凍頂烏龍茶には実質的な賞味期限はありません。
非常に製茶技術と焙煎技術が高いため一般的な烏龍茶よりも水分量が少なく、年月を経ることで後熟成が進み、柔らかさや味の深みがどんどん増してきます。湿度と匂い移り、高温を避けて保存していただければ10年と長く楽しめるものです。

今回はその後熟成の違いも実感していただこうと思い、とてもお得なビンテージ・収穫時期違いのセットをご用意しました。2012年の春茶の在庫が少なくなっているため、数を多くご用意できませんでしたが、是非この機会にその味わいの違いを体験していただければと思います。どうぞ好みの味わいを見つけてください。

凍頂烏龍茶 テイスティングセット

武夷岩茶研究所 工場訪問(審評室と毛茶加工)

2013/8/27

武夷岩茶研究所 工場

焙煎室の次は毛茶加工の部屋を見学しました。毛茶というのは日本語で言う荒茶のことで、武夷岩茶の場合は乾燥工程まで終了した、最終焙煎前の状態のお茶を指します。

毛茶はそのまま焙煎すれば良いという訳ではありません。最終焙煎を行う前にも様々な工程があります。

人の手と目で毛茶に付いている茎を取り除いています。同時に異物やゴミなどもこの工程で取り除かれます。茶葉の状態が分かりやすいように黒い板を下して1つ1つ確認して作業をしていきます。気が遠くなるような作業です。

武夷岩茶研究所 工場

この工場では9人でこの作業を行っています。訪問したこの時期はどの工場も最終焙煎工程に入っているため、みなさん時間を見つけてはこの作業を行っているようで、街中でこの光景が見られます。工場の軒先や道端でも行われています。(当店がお世話になっている工場では衛生管理の都合上、写真の専用作業室でしかこの作業は行いません。)

この工程で出た茎もまた美味しく楽しめます。「武夷岩茶」として販売されることはありませんが、茎茶として販売されるそうです。日本へも輸出されているそうで、もしかしたら茎茶の中には牛蘭坑肉桂の茎といったものも混じっているのかもしれません。
余談ですが、鉄観音の茎も同じように茎茶として販売されますが、人気があるのはお茶枕にすることです。流石に岩茶の茎は長くて大きいので枕に加工するのは難しいようです。

岩茶工場 篩分機

この機械は篩分機です。毛茶を茶葉の大きさで篩い分けします。

向かって右側から茶葉を入れて動かします。茶葉は大きさによって篩い分けられて、赤いレバーの下から出てきます。(実際に動かす時にはレバーの下に袋をセットします。)右から左にかけてだんだん大きな茶葉に篩い分けられていきます。
こうして茶葉の大きさを揃えてから再度人の目と手による最終確認と篩い分けが行われます。この最終確認工程は殆どの工場では行われませんが、この工場では必ず行っています。

武夷岩茶工場

こうして丁寧に加工された毛茶は最終焙煎工程に入ります。毛茶の状態になってからも、とても手間のかかる加工と確認を行っています。

まずは焙煎の方向性を決めるために審評室で毛茶の審評を行います。このお茶をどの程度焙煎するべきか、それともまだ寝かせて最終焙煎をいつにするかなどを決めます。

焙煎を終えた岩茶もまた同じく審評を行います。審評は品質責任者が中心になって行いますが、焙煎を行う工場長も必ず一緒に行います。
滞在中は基本的にこの審評室と焙煎室にいましたが、こんなにたくさんの岩茶を飲んだのは初めてという位、たくさんの茶葉を確認させていただきました。普段から審評を行っている私たちも圧倒される数の岩茶でした。


中国浙江省を代表する紅茶として知られる九曲紅梅が入荷しました。

伝統 九曲紅梅
伝統 九曲紅梅

この紅茶は福建省北部の武夷山付近から太平天国の乱の混乱を避けて浙江省のこの地へ湖埠へ移住してきた人々が作り出した紅茶と言われ、その名にある九曲は武夷山にある九曲溪から名づけられたものと言われます。

この紅茶の伝統的な茶樹品種は在来種である鳩坑小葉種ですが、実際には様々な品種が使われています。龍井茶の品種が使われているとも言われますが、このお茶は大湖山で栽培された伝統的な鳩坑小葉種のみを使って作られています。
とても技術の高い現地では非常に有名な作り手が、全て手作業で機械を使わずに作ったとても上質な九曲紅梅です。

もう1つの九曲紅梅は珍しい奇蘭種を使って作られたものです。

九曲紅梅 奇蘭
九曲紅梅 奇蘭

中国茶に詳しい方は奇蘭と聞いて不思議に思われると思います。奇蘭は福建省などにある青茶(烏龍茶)の茶樹品種です。この九曲紅梅に使われているのは台湾の奇蘭種です。
かつて、この地でお茶作りをしようとした台湾人が持ち込み、植えたまま放置されている奇蘭の茶畑があり、その半野生化した茶畑から摘み取って作ったものがこの九曲紅梅です。

こちらも全て手作業で機械を使わずに作られています。

四川高山紅茶
四川高山紅茶

品切れが続き、ご迷惑をおかけしていた四川高山紅茶が入荷しました。
当店でも一番人気の四川高山紅茶です。

今年4月の四川省雅安大地震では製茶所も被害を受け、紅茶の生産も危ぶまれていましたが、何とか自分たちで製茶所を直しながら製茶を行ったそうです。(本格的な修復は製茶が一段落したオフシーズンに行うとのことです)

現在も当店では四川のお茶の売上げの一部を地震の義捐金として寄付させていただいております。
そのお礼として今回、茶業さんからの仕入れ価格を下げていただき、以前よりもお求め安いお値段でご提供できることになりました。

武夷岩茶研究所 工場訪問(焙煎室)

2013/8/25

武夷岩茶研究所 工場

武夷山駅から市内へ向かい、地元の食堂で朝ごはんをいただいた後は、すぐに武夷岩茶研究所の工場を訪問しました。ここから数日間、この工場を拠点とさせていただき、武夷山の茶畑などの見学や焙煎技術のブラッシュアップをさせていただきました。

工場では丁度最後の火入れ工程が行われている最中で、焙煎室はフル回転状態です。衛生面にとても配慮していて、ゴミひとつ落ちていない非常に綺麗な焙煎室です。

火入れの工程はこの工場長が自ら行います。とても大事な工程であるため、決して他の人には任せないというこだわりようで、サウナのような室温の焙煎室でずっと作業しています。

武夷岩茶研究所 工場

火入れは全て炭火を使用しています。
これは炭火をそのまま使用してしまうと火力が強すぎてしまうため、炭の上に灰を被せて調節しています。

炭火を使った火入れはとても手間がかかるため、最近は電気式の焙煎機を使用するところが殆どになってきてしまいました。炭火を使った火入れを行っている工場は年々減ってしまい、今では少数派になってしまったとか。
この工場では今も炭火にこだわり、上質な武夷岩茶に至っては炭を作るところから行っています。

武夷岩茶研究所 工場

火入れは荒茶の状態にもよりますが、数時間行われます。状態をみながら火入れを行った岩茶はその度に評茶を繰り返し、評茶責任者と工場長が納得するまで火入れを行っていきます。中には暫く寝かせて(後熟成)させてから再度火入れを行っていくものも多く、数ヶ月から数年かかるものもあります。

武夷岩茶は火入れの技術で全く別のお茶のように変化するお茶ですが、この工場長が火入れを行った岩茶は本当に美味しく、深みのあるお茶になります。数々の岩茶を飲んできた私たちも、この工場長が作った岩茶は別格の美味しさを持ったお茶だと思っています。それにはこうした努力と譲らないこだわりがありました。


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青獅子岩 金牡丹

武夷岩茶の中でも最もお勧めはこの青獅子岩 金牡丹です。

金牡丹は福建省農科院研究所が作出した比較的新しい品種です。非常に香り高く、味わいも良いことから評価の高い品種ではあるものの、栽培量が極めて少なく、産地である武夷山はまだしも、中国でも金牡丹という品種を知らない人の方が圧倒的に多い希少な岩茶です。
その中でも青獅子岩と呼ばれる山深い場所で作られている金牡丹です。この青獅子岩で作られる岩茶は最高の味わい、香り、岩韻を備えています。同じ品種の岩茶でも他の場所で作られた岩茶とは全く別物と言って良いほど味わいと香りの深さがあります。
産地でもまず青獅子岩の金牡丹に出会えることはありません。

慧苑坑 鉄羅漢
慧苑坑 铁罗汉(鉄羅漢)

四大名欉として知られる鉄羅漢です。
本来の生産地は福建省武夷山のなかでも慧苑坑という場所ですが、現在では生産される鉄羅漢の殆どが慧苑坑以外の場所で栽培されています。
慧苑坑とは三坑両澗と呼ばれる、ワインで言うところのグランクリュ畑。その正岩茶区の中心となる地域で作られた素晴らしい岩韻を持つ鉄羅漢です。鉄羅漢という岩茶が本当はこんなに美味しいお茶だったのかと実感していただけると思います。

武夷山駅到着

2013/8/16

Z59/Z58 福建省福州行き

軟臥車両の入り口に立っている女性の車掌さんに切符を見せて乗車です。
軟臥は寝台車両の中でもグリーン車のような扱いで、複数の車掌さんが常にスタンバイしていて検札からシーツの取替え、掃除などを忙しく担当していました。おかげでトイレや洗面所も綺麗で想像していた以上に快適に過ごすことができました。

Z59/Z58 福建省福州行き

指定されている軟臥のコンパートメントに向かいます。軟臥は1室4ベッドのコンパートメントになっていて、使い捨てスリッパなどの用意などもあります。ベッドは2段ベッドになっています。コンパートメントには扉があり、鍵もかかるようになっていますが、今回は満席だったようで私たちと別の乗客も1人同じコンパートメントであったため、鍵を使用することはありませんでした。

中国らしいと言えばお湯がいつでも無料でもらえることです。おかげで乗車中はずっとお茶を飲んで過ごすことができました。
また、日本には今はない食堂車も健在です。食事時は満席になってしまうほどの人気で、実際に食事も美味しかったです。

河北省付近

北京を出てしばらくすると河北省に入ります。広々とした乾燥気味の大地が続く華北地方らしい景色が続きます。
お茶を飲みながら景色を眺めて、お茶について話をしながら過ごします。

江西省

翌朝、日が昇って周囲が見えるようになると景色が見違えるように変わっています。
これは江西省付近の景色ですが、山が多く華北のような見渡すような平地が少ない感じです。水が豊かで小麦畑から水田に変わっています。一晩で景色の様相が一変していました。

武夷山駅

列車は2時間ほど遅れて武夷山駅に到着しました。
6月というのに気温は夏そのもの。湿度の多さも出発した北京とは全く違い、湿度で空気が重い感じがするほど。
霧の多さをいきなり実感するような天気で、お茶処というのが実感できます。

武夷山駅

北京西駅を出発して17時間。1700kmの距離を移動しました。

改札を出た所で現地にいる迎えにきてくれた武夷山岩茶研究所の方と再会。
武夷山駅は武夷山の街の中心部から少し離れた場所にあります。迎えの車に乗り込んで、早速市内へ向かいます。


この武夷山へ旅の途中、ずっと楽しんでいたお茶です。

基本的に大陸を旅する時は台湾のお茶を、台湾を旅する時には大陸のお茶を持っていきます。この時は仕上がったばかりの溪頭高山茶を持っていました。
普段は岩茶しか飲まない武夷岩茶研究所の人たちも、これは美味しい!譲ってもらうことはできますか?と聞かれたほどに美味しく上質な高山茶です。暑い中でも爽やかに楽しめます。もちろんアイスティーや水出しでもお勧めです。

溪頭 高山茶
溪頭 高山茶

近年主流の醗酵の浅いタイプではなく、しっかりと醗酵を行う製法で作られた溪頭高山茶を後熟成していたものです。甘い桜餅のような香りが心地よく、さらっと淹れていただければ清らかな高山気も楽しむことができます。甘く旨みの深い味わいで、雑味がないため、さっと軽く入れると高山気をしっかり楽しめるお茶に、じっくり淹れると旨みの強いしっかりと味わえるお茶と、淹れ方を変えて楽しめます。

このお茶はもしお手持ちに別の高山茶があれば是非茶葉を比べていただきたいと思うほどに丁寧に作られています。岩茶研究所の作り手さんたちも驚くほどに製茶技術が高いお茶です。
1つ1つの茶葉がとても小さく丸められていて、一般的な高山茶の半分ほどの大きさです。

溪頭 焙香高山茶
溪頭 焙香高山茶

標高1100m前後の茶畑から作られた高山茶を伝統的な凍頂烏龍茶の製法で作った焙香高山茶です。2012年の春茶を後熟成させていました。
この焙香高山茶の特徴はその甘い香りと味わいです。先にご紹介した溪頭高山茶と同じ地域、茶樹から作られたとは思えないほどに違うお茶に仕上がっています。溪頭高山茶が爽やかな甘さを持っているのに対して、この焙香高山茶は濃厚な深みのある甘味と見事な蜜香があります。
岩茶研究所の作り手さんに一番人気だったのはこの焙香高山茶でした。

お得な溪頭 高山茶セットもございます。

7月、8月中にご注文いただいた方には、美味しい水出し・アイスティーの作り方をお付けしてお届けしています。(黒茶のみのご注文は除きます。ただし、黒茶の保管方法・飲み方をお付けしております。)

北京から武夷山へ

2013/8/11

北京西駅

6月に武夷岩茶の産地、福建省武夷山を訪問してきました。

丁度、この時期は武夷岩茶の最終焙煎工程がはじまった時期です。いつもお世話になっている武夷山岩茶研究所の方は春先からずっと武夷山で製茶を行なっていますが、他のスタッフの方も焙煎工程ではその出来上がりを確認するために武夷山へ向かいます。そのスタッフの方と北京で合流してから武夷山を目指しました。

北京から武夷山へは飛行機でも行くことができますが、私たちは寝台列車で向かいました。北京西駅から福建省福州行きの寝台列車で15時間、1763キロの大移動です。

中国のターミナル駅はとても大きいです。ちょっとした空港並の大きさで、セキュリティも厳しく、駅の中に入ることができるのは切符を持っている人のみ。荷物のセキュリティチェックと切符、身分証明書(外国人はパスポート)をチェックしてようやく駅の中に入ることができます。

北京西駅

広い駅の中、自分の乗車する列車の乗車口を探します。
見つけた福州行きの長距離列車の待合所はこんな状態になっていました。凄い人ですが、他の列車との共同待合所になっています。とはいえ、日本の列車よりもずっと1列車の車両の数が多いので、かなりの乗客が列車の発車を待っています。

おやつを食べる人、グループでトランプをはじめる人たち、中には修学旅行生と思われる団体も。列車を待つ人の間を縫うように折りたたみの椅子を売る人など、人々のパワーに圧倒されます。なかなか日本ではこういった光景は無いですよね。

北京西駅

時間がくると待合所のゲートが開いてホームへ移動します。
ホームは待合所のある場所よりもかなり低い位置にあるので、ホームへ降りるエスカレーターは高所恐怖症には少し怖い位の高低差です。日本にはまず無い設計で、北京西駅に限ったことではありませんが(上海などのターミナル駅も同様です)、先まで見渡せる視野の広さと長い列車が外国なんだなと実感させてくれます。

Z59

乗車した北京西駅から福建省福州まで走るZ59という列車です。

私たちは軟臥という日本で言うところのA寝台です。この列車では一番良い寝台席です。他にも硬臥(日本で言うB寝台)や硬座(寝台ベッド無しの座席のみ)もありました。
かつては価格の高い軟臥は敬遠されて硬座や硬臥の方が人気があると言われていましたが、最近は収入も向上してきて軟臥が一番人気があるのだそうです。

午後3時過ぎ、定刻の発車です。翌朝の6時過ぎに武夷山到着予定になっています。


猛暑が続いていますが、そんな暑さを乗り切る白茶がお勧めです。
白茶は去熱作用、体内の余分な熱を取り除いてくれると言われています。その上、美肌作用や抗酸化作用もあるとされていて、集中して飲んでいると、肌がモチモチになるだけでなく、脂浮きも収まってきたりも。
実は私たちもそこまで期待していなかったので驚きです。(薬ではありませんから・・・)

夜寝る前に野生白牡丹、昼間は雲南白茶をゴクゴクと飲んでいますが、このパターンが一番効果が実感できるような気がします。
(薬品ではありませんので効果の程は個人差があります。また、カフェインを含んでおりますので、就寝前の飲用は眠りにくくなることも考えられます。体調や体質を踏まえてお楽しみください。)

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政和 野生白牡丹

白茶がこんなに香り高くて美味しかったんだと、リピートされる方も多い白牡丹です。
驚くほどに美味しい白茶です。

この野生白牡丹は山中にある野生茶樹から作られています。この地で白茶を作り続けている作り手が自家用にと山中に入って摘み取り、製茶したものを分けていただきました。貴重で大変手間のかかるお茶であるため、一般には流通させていないものですが、この作り手さんとは長年の友人でもあり、当店にならと譲っていただきました。
無農薬はもちろん、肥料すら施されていない純粋な野生茶です。

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思芽 雲南白茶

この雲南白茶は雲南省南部の思茅の標高1800m付近にある茶園で2013年3月中旬に摘み取られました。無農薬栽培の茶樹から丁寧に摘み取り、製茶されています。ビロードのような白毫が非常に美しい茶葉です。
雲南大葉種の持つ深い甘さと、夏向きの爽やかな紅茶のような風味、プーアル生茶のようなミネラル感を持つ深みのある味わいです。

思芽に住む少数民族の作り手さんが丁寧に作った白茶です。
お求めやすいお値段でコストパフォーマンスも良く、ゴクゴク飲むのにお勧めです。

8月中にご注文いただいた方には、美味しい水出し・アイスティーの作り方をお付けしてお届けしています。(黒茶のみのご注文は除きます。ただし、黒茶の保管方法・飲み方をお付けしております。)

武夷岩茶 金駿眉 正山小種 入荷しました!

2013/8/4

岩茶工場

中国・福建省武夷山より最終調整の終わった岩茶が入荷しました。

今回のご紹介は夏にも美味しい岩茶の中でも、普通はあまり流通しない、武夷正山茶区の中でも品質の高い茶区のものです。
岩韻ってどんな感覚なんだろう?という方にもお勧めです。まさに岩韻のかたまりのような上質な岩茶ばかりです。

慧苑坑 鉄羅漢
慧苑坑 铁罗汉(鉄羅漢)

四大名欉として知られる鉄羅漢です。
本来の生産地は福建省武夷山のなかでも慧苑坑という場所ですが、現在では生産される鉄羅漢の殆どが慧苑坑以外の場所で栽培されています。
慧苑坑とは三坑両澗と呼ばれる、ワインで言うところのグランクリュ畑。その正岩茶区の中心となる地域で作られた素晴らしい岩韻を持つ鉄羅漢です。

北斗峰 野生北斗
北斗峰 野生北斗

北斗という武夷岩茶は大紅袍よりも上質な岩茶として知られています。
その上品な香りと味わいは他の岩茶にはなかなか見られないほどに素晴らしいのですが、市場に流通する量は決して多いとは言えません。通常、北斗として流通する岩茶は北斗一号と呼ばれる新たに改良された品種の茶樹から作られていますが、この野生北斗は品種改良前の原種の「北斗」から作られています。
その中でも原産地域である北斗峰で栽培されている大変貴重な岩茶です。

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青獅子岩 金牡丹

先日のお茶会でご紹介させていただいた金牡丹です。
福建省農科院研究所が作出した比較的新しい品種です。非常に香り高く、味わいも良いことから評価の高い品種ではあるものの、栽培量が極めて少なく、産地である武夷山はまだしも、中国でも金牡丹という品種を知らない人の方が圧倒的に多い希少な岩茶です。
その中でも青獅子岩と呼ばれる山深い場所で作られている金牡丹です。この青獅子岩で作られる岩茶は最高の味わい、香り、岩韻を備えています。同じ品種の岩茶でも他の場所で作られた岩茶とは全く別物と言って良いほど味わいと香りの深さがあります。
産地でもまず青獅子岩の金牡丹に出会えることはありません。

10109.3
流香澗 雀舌

武夷天心岩の岩壁に数本だけ生えている大紅袍母樹の1つに起源する岩茶です。
慧苑坑と同じく三坑両澗と呼ばれる茶区の1つ、流香澗で作られた雀舌です。
雀舌は正岩茶区、半岩茶区、外山茶区を問わず数多く作られている品種ですが、流香澗で育てられたこの岩茶はそれらと同じ雀舌とは思えないほどに品格を感じる落ち着いた華やかさを持つ岩茶です。

近年は岩茶のブームということもあり、本来の岩茶とは随分違う製法のものが多く流通するようになってしまいました。今回はこれらを味わっておけば本当の岩茶ってどういうお茶であったのか、その凄さも含めて感じていただけるような岩茶を選びました。
どうぞこの機会にお試しください。

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金駿眉

価格が上昇しすぎてしまって入荷する予定はなかったのですが、今回は少量ですが入荷しました。
これは金駿眉を最初に作り出した作り手の1人から譲り受けたもので、生産地の桐木の中でも標高1200m以上の高地で採取した樹齢100年を超える野生茶樹の茶葉から作られたものです。
本物の金駿眉を飲んでみたいという方からのお問い合わせが多く、今回、作り手が保管していた分を少量分けていただきました。作出した本人自ら製茶したオリジナルの金駿眉です。

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伝統 正山小種

その金駿眉の作り手が作った正山小種です。
通常、正山小種の殆どは古来から桐木にある在来種と中葉種の水仙の両方をブレンドして作られています。これは在来種の採取量が少ないということ、非常に繊細な味わいの品種で在来種のみで作られた紅茶は味わいの深みを出すことが難しいという理由です。
この正山小種は桐木の中でも標高1000mを越える地域に昔からある樹齢100年を越える在来種からのみ作られています。通常であれば繊細すぎる味わいに仕上がってしまうことが多々ありますが、名人ともいえる作り手の技術で繊細さを持ちながら非常に上品で滋味深い紅茶になっています。

また、正山小種と言えば独特の焙煎香が挙げられますが、輸出用には追加焙煎を行って非常に強い香りをつけています。そのような追加焙煎を行わない中国国内流通用の上質な正山小種でも出荷先地域によって香り付けの程度が異なります。華北方面は強めに、華南方面は弱めにというように調節されていますが、この正山小種はそのような調節を行わないこの地域本来の香りで仕上げています。

中国国内流通向けの伝統的製法の味わいの濃い正山小種もございます。
(在来種・水仙種使用)
正山小種

また、使用品種の違いを比較しやすいお得なセットもご用意しました。
正山小種 テイスティングセット

PhotoBook

2013/7/29

Photobook

鈴茶堂では訪れた茶産地などのフォトブックを作成しています。

四川省編では雅安、蒙頂山はもちろん、成都の茶文化にまつわる景色や四川省内のチベット自治州で蔵茶と共に生活している方々の様子など、安徽省編では祁門紅茶の産地や黄山毛峰の産地などをご紹介しています。
四川省、安徽省については先日のお茶会にご参加いただいたみなさまにはご覧いただきましたが、福建省武夷山編が新しくできあがりました。

いくつかの写真はFacebookページなどでご紹介していますが、WEBで公開するには少しむずかしい写真はフォトブックの方に掲載しています。
今後は台湾、上海、北京などを作成していく予定です。
お茶会などのオフラインのイベントなどでご紹介させていただければと思います。機会がありましたらぜひご覧になってみてください。

Facebookページの方には台湾や中国の茶産地はもちろん、インドネシア・プンチャックやマレーシア・キャメロンハイランドの茶畑や工場の様子もアップしています。他にも茶器などの写真もアップしていますので、よろしければご覧になってみてください。

鈴茶堂Facebookページ


特級 祁門
特級 祁門

アイスティーにしてみると、その美味しさが再認識できる紅茶です。
雑味が一切無く、甘く、旨味をしっかりと含んだこの祁門紅茶はアイスティーにしてもとても美味しくお楽しみいただけます。
また、苦味や渋みなどがないため、ラム酒や焼酎などで割っていただくととても美味しいカクテルとしてもお楽しみいただけます。
祁門紅茶の多くにはスモーキーな香りや渋みなどがあることが多く、アイスティーやカクテルとしてお酒と合わせるとそれらが増幅してしまって思うようになりません。当店の祁門は本来の祁門香と美味しさにこだわりました。自信をもってお勧めできる祁門紅茶です。

Bar ArgyllLa Beltaでもご提供しています。
(アイスティー・お酒と合わせてカクテルとしてもご注文いただけます。)

夏向きのお茶として知られる白茶。ご好評いただいています。
体内の余分な熱を取り去る去熱作用はもちろんですが、抗酸化作用・美肌作用があるとも言われています。当店でもこの夏は白茶を集中的に飲んで、その作用を実感しています。肌がモチモチしてくるだけでなく、油浮きも抑えられるんですね。
もちろん薬ではありませんので効果がどのように出るかは人それぞれ違うと思いますが、私の場合は野生白牡丹、雲南白茶 月光美人、思芽 雲南白茶、白毫銀針の順に効果がより出るような感じでした。おそらく元々の茶葉の持つ成分によるのだと思います。ある程度成長している茶葉を原料としている方がより分かりやすいように思います。
(薬ではありませんので効果の有無、程度は個人差があります)

雲南白茶 月光美人 2008
雲南白茶 月光美人 2008

この雲南白茶は樹齢100年を越す無農薬栽培の老茶樹から一芽一葉で丁寧に摘み取り、製茶されています。太陽の光ではなく、静かな月の光を浴びて緩やかに微発酵、乾燥の工程を経て作られます。
雲南大葉種の持つ深い甘さと、爽やかな紅茶のような風味、プーアル生茶のようなミネラル感を持つ深みのある味わいに仕上がっています。また、餅茶の形状にするために行う「蒸し」によって、散茶の白茶よりも柔らかく深みのある味わいになっています。
1枚は平均して357gですので120回近く、1回で3〜6杯はお楽しみいただけますので、コストパフォーマンスも良いお茶です。(1回使用量を3gとして約92円、3〜6杯お楽しみいただけますので1杯15〜30円程度)
年月が経てば経つほど柔らかく美味しくなっていくお茶ですので長くお楽しみいただけます。

白茶 & 漳平水仙 入荷しました!

2013/7/15

福建省の茶畑

去熱作用や美肌作用があると言われ、まさに夏向きのお茶として知られる白茶が入荷しました。
今年は白茶のオリジナル、福建省の白茶も入荷しております。

白茶の中には、独特の癖を持つものも多く、あまり好きになれないという方もいらっしゃいます。実は当店にも同じ感想を持つスタッフがいたのですが、そのスタッフも納得して美味しいと楽しめる品質の白茶を探しました。

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白毫银针(白毫銀針)

茶王、美女といった別名を持つほど有名な白茶の最高級品です。白毫銀針と名前の付くお茶は沢山ありますが、このお茶は甘い花香と
シナモンスティックのような上品な清涼感を持っています。
この香りと味わいを探して福鼎県の作り手のものに出会いました。奥行きのある旨みと甘さ、複雑で品のあるミネラル感、長く続く余韻と、茶王と呼ばれる理由を実感していただけるお茶です。

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政和 野生白牡丹

こちらは福建省政和県の白茶です。
この野生白牡丹は山中にある野生茶樹から作られています。この地で白茶を作り続けている作り手が自家用にと山中に入って摘み取り、製茶したものを分けていただきました。貴重で大変手間のかかるお茶であるため、一般には流通させていないものですが、この作り手さんとは長年の友人でもあり、鈴茶堂にならと譲っていただきました。
無農薬はもちろん、肥料すら施されていない純粋な野生茶です。

清涼感を伴った甘い花香のある薄い金色のお茶です。
少し粘性のあるトロっとしたお茶は複雑で柔らかく、驚く程に深みのある甘い味わいが楽しめます。
のど越しが素晴らしく良く、余韻も長く続きます。煎をすすめていくと上質なシナモンティーのような爽やかさへ変化するのも、この野生白牡丹の特徴です。

白茶は年月を経た方がより柔らかく旨味を増していくお茶です。
お手元で時間の経過による変化を楽しみながら、大切にお楽しみいただければと思います。

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思芽 雲南白茶

毎日の常備茶として、安心して美味しくお楽しみいただける、雲南白茶も入荷しています。

この雲南白茶は雲南省南部の思茅の標高1800m付近にある茶園で2013年3月中旬に摘み取られました。無農薬栽培の茶樹から丁寧に摘み取り、製茶されています。ビロードのような白毫が非常に美しい茶葉です。

雲南大葉種の持つ深い甘さと、夏向きの爽やかな紅茶のような風味、プーアル生茶のようなミネラル感を持つ深みのある味わいです。

思芽に住む少数民族の作り手さんが丁寧に作った白茶です。
今回はその作り手さんのご好意もあり、お求めやすいお値段でご紹介することができました。
ぜひ夏の常備茶としてお楽しみください。

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伝統 漳平水仙 2013年

中国・福建省の漳平市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。
その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。

中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、私たちは何年もこの漳平水仙を作る茶農家さんを探していました。やっと納得いく品質の漳平水仙を作る茶農家さんとのご縁ができ、昨年からご紹介させていただいています。

爽やかな香りと味を持つお茶です。
これからの時期にぴったりで、普通にお湯で淹れるのはもちろん、アイスティーにしたり、水出しにしても美味しくお楽しみいただけます。

非常に煎が続くのも特徴で、通常の淹れ方であれば15煎以上は楽しめます。
私たちの場合は2日にかけて楽しんだり、お湯で普通に淹れた後に水出しにして楽しんだりしています。

それでも茶葉が多すぎるという場合は千枚通しなどで茶葉を砕かないように、注意しながら半量程度の大きさに固形茶を崩してお使いください。

こちらは伝統的な製法を守って作られているものです。

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桂花 漳平水仙 2013年

漳平水仙には桂花香型と花香型とありますが、この漳平水仙は金木犀の花の香りを持つ桂花香型になります。
ふわっとむせ返るように出てくる金木犀の香りが見事な落ち着きのある香りを持ち、甘く、柔らかい味と旨味、複雑なミネラル感が印象的です。
2013年はとても綺麗に香りが出ています。

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漳平水仙 紅茶 2013年

漳平水仙紅茶も入荷しております!

烏龍茶の漳平水仙よりも実は人気の高い紅茶ですが、昨年は予想以上に早く完売してしまい、ご不便をおかけしました。
今年も入荷しております。

紅茶も今年はとても美味しく仕上がっています。

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蔵茶 康磚(布袋)

夏となると黒茶という気分でもない気がしますが実は蔵茶がおすすめです。

当店でも夏の常備茶として、ヤカンいっぱいに作って冷水筒へ。
冷蔵庫で冷やして楽しんでいます。

黒茶に良くある癖や臭いがなく、また刺激性もカフェインもないため、身体を冷やしすぎることも負担をかけることもなく、お子様からお年寄りまでシチュエーションを選ばずにお楽しみいただけます。

5gの茶葉で1リットルのお茶を作ることができますので、1袋250gでざっと50リットル近くの蔵茶を作ることができる計算になります。

この夏の常備茶としてお勧めします。

便利なティーバックタイプもあります。

蔵茶 康磚(ティーバッグ)
蔵茶 康磚(ティーバッグ) おためし(送料込み350円)

お茶会、どうもありがとうございました!

2013/7/10

茶席

7月7日、新宿のAfter Tasteで開催させていただいたお茶会ですが、おかげさまで無事(?)終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました!

当日は美味しいお茶とデザートを楽しんでいただこうということばかり気を取られていて、お話する内容を考えるのをすっかり忘れてしまい、行き当たりばったりでお話していたり、初のお茶会ということで勝手がわからず、ちょっとした不都合があったり、手際の悪さなどもあったと思います。申し訳ありません。

普段、ネットショップという形態であるため、なかなかみなさまとお会いする機会がないのですが、お茶会でお会いできてとても嬉しく、楽しかったです。次回はもっとたくさんのお話をさせていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

正山小種のアイスクリーム

お茶会の茶譜は以下の内容でした。

冰茶(アイスティー) 藏茶 康砖(黒茶)

金華 野生茶(緑茶)

斉藤シェフによるデザート -正山小種のアイスクリーム- (写真)

漳平水仙 紅茶

武夷岩茶 金牡丹(青茶・青獅子岩)

おまけ
武夷岩茶 小红袍(青茶・御茶园)

After Tasteの斎藤シェフによる正山小種のアイスクリームがとても美味しかったです。(お茶会終了後にいただきました。)これは是非レギュラーメニューになって欲しいなと思うほどに美味しくて、正山小種独特の余韻が程よく後から感じられる素敵なアイスクリームでした。

お土産にお持ちいただいたものはこちらになります。

古玉瓷 蓋碗 (小)

武夷岩茶 奇丹(青茶・九龙窠)

初回ということもあり、かなり奮発してのお土産です。とても上質で美味しい武夷岩茶ですので、どうぞ、ご自宅でもじっくり味わっていただければ嬉しく思います。

今後も可能な限り続けていきたいと思っておりますので、また開催する際にはお知らせいたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


溪頭 高山茶
溪頭 高山茶

近年主流の醗酵の浅いタイプではなく、しっかりと醗酵を行う製法で作られた溪頭高山茶を後熟成していたものです。甘い桜餅のような香りが心地よく、さらっと淹れていただければ清らかな高山気も楽しむことができます。甘く旨みの深い味わいで、雑味がないため、さっと軽く入れると高山気をしっかり楽しめるお茶に、じっくり淹れると旨みの強いしっかりと味わえるお茶と、淹れ方を変えて楽しめます。
また、水出しでも美味しくお楽しみいただけるお茶ですが、水出しにしてしまうと本来の香りや味わいが十分に引き出されませんので、1煎目は軽く熱湯で抽出していただき、2煎目以降は水出しという方法をおすすめします。

溪頭 焙香高山茶
溪頭 焙香高山茶

標高1100m前後の茶畑から作られた高山茶を伝統的な凍頂烏龍茶の製法で作った焙香高山茶です。2012年の春茶を後熟成させていました。
深みのある甘さと香りの良さが素晴らしく、私自身が今いちばん気に入っている青茶はこの焙香高山茶です。凍頂烏龍茶の製法を取り入れていますが、凍頂烏龍茶とはまた違う美味しさは本当におすすめです。
こちらも水出しでも美味しくお楽しみいただけますが、溪頭 高山茶と同様に1煎目は普通にさらっと淹れていただき、この香りや味わいの素晴らしさを楽しんでいただければと思います。

お得な溪頭 高山茶セットもございます。

7月、8月中にご注文いただいた方には、美味しい水出し・アイスティーの作り方をお付けしてお届けしています。(黒茶のみのご注文は除きます。ただし、黒茶の保管方法・飲み方をお付けしております。)

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蔵茶 康磚(布袋)

お茶会でもお出しさせていただきましたが、暑いこの時期の常備茶として蔵茶をおすすめします。
当店でも夏の常備茶として、ヤカンいっぱいに作って冷蔵庫で冷やして楽しんでいます。

黒茶に良くある癖や臭いがなく、また刺激性もカフェインもないため、身体を冷やしすぎることも負担をかけることもなく、お子様からお年寄りまでシチュエーションを選ばずにお楽しみいただけます。

5gの茶葉で1リットルのお茶を作ることができますので、1袋250gでざっと50リットル近くの蔵茶を作ることができる計算になります。
お求めの方には蔵茶の詳しい飲み方をお付けしております。