2013/6/21
2012年は11月の台湾訪問の後、12月にも台湾を訪れました。
その訪問の中で真っ先にお伺いしたのは台北にある暁芳窯のギャラリーです。
暁芳窯といえばとても有名なのでご存知の方も多いとは思いますが、1975年に台湾の蔡曉芳先生が創設した陶磁器の工房です。
蔡曉芳先生は古代中国の釉薬を研究しておられ、その失われた技術の復刻をされた方です。台湾の故宮博物院に収蔵された作品のレプリカ製作を依頼されているそうで、それらは故宮博物院の展示や海外展示に使われているそうです。
各国王室からの依頼も多く、まさに現代の官窯とも言うべき存在になっています。
近年は人気が高く、作品の入手が困難になってきました。オーダーしても5年、10年待ちなら良い方なんて話も聞くほどです。
ギャラリーの中には沢山の素敵な作品が並んでいました。青磁から白磁、青花や見事な美しい粉彩まで、ため息がでるほどに美しい作品ばかりでした。
ギャラリーへの訪問は予約制ですが、この日も多くのお客さんが世界中から来ていました。
暁芳窯の作品は非常に人気が高いため、ギャラリーで購入できる作品には限りがあります。白磁の茶器など、いくつかその場で購入できる作品はあるのですが、青花やこの茶器のような粉彩はまず購入できません。ギャラリーに並んでいる作品は基本的には展示用で、購入したい場合は希望の作品をオーダーします。もっとも何年かかるかは分かりませんが・・・
私たちも粉彩の蓋碗とそのセットをお願いして来ました。
ギャラリーではお忙しい中、蔡先生自ら対応していただき、色々なお話をさせていただきました。蔡先生はとても柔らかな印象の優しい方で、そのお人柄が作品に映しだされているような気がします。
私たちの老師や友人たちの口添えもあり、特別にその場で譲っていただいたものが上の写真の粉彩茶器です。透明感のある美しい白磁に繊細で緻密な絵が施されている美しい茶器です。他にも沢山の茶器を譲っていただくことができました。ありがとうございます。
暁芳窯
臺湾臺北市北投區中和街錫安巷105弄1號
02-2891-1141
(ギャラリー見学は事前予約が必要です)
美味しい台湾の溪頭高山茶が入荷しました!
2012年の春茶ですが、しっかりと発酵させた昔ながらの製法で作られた高山茶を熟成させていました。柔らかく、丸く、美味しく仕上がりましたのでご紹介させていただきます。
清らかな高山気も楽しめる溪頭高山茶ともう1つは焙香高山茶という名前の焙煎の強いタイプの2種類ご用意しました。どちらも捨てがたい美味しさです。お好みに合わせてお選びください。
飲み比べができるセットもご用意しました。お得な価格になっておりますので、どうぞこちらもご利用ください。
凍頂烏龍茶も入荷しております。
鈴茶堂がイチオシの作り手による凍頂烏龍茶です。
近年主流の焙煎の浅いタイプではなく伝統的な製法を守って作られた凍頂烏龍茶になります。
最近は本来の産地以外で作られたものなども多く流通していますが、この凍頂烏龍茶は代々、伝統的な製法を頑なに守って作り続けています。その味わいはまさに本来の凍頂烏龍茶そのものです。
この作り手の凍頂烏龍茶には実質的な賞味期限はありません。
非常に製茶技術と焙煎技術が高いため一般的な烏龍茶よりも水分量が少なく、年月を経ることで後熟成が進み、柔らかさや味の深みがどんどん増してきます。湿度と匂い移り、高温を避けて保存していただければ10年と長く楽しめるものです。
今回はその後熟成の違いも実感していただこうと思い、とてもお得なビンテージ・収穫時期違いのセットをご用意しました。2012年の春茶の在庫が少なくなっているため、数を多くご用意できませんでしたが、是非この機会にその味わいの違いを体験していただければと思います。どうぞ好みの味わいを見つけてください。
クレジットカード決済会社の変更を行いました。
今まで利用していたPayPalの規約変更に伴い、7月以降はPayPal会員以外のクレジットカード決済ができなくなってしまうため、ソフトバンクペイメントサービスに変更いたしました。
ご利用方法は今までと変わりませんが、クレジットカード情報の入力画面などが変更になっています。(ソフトバンクペイメントサービスサイト上でのお手続きになります)
セキュリティも向上しておりますので、引き続き安心してご利用ください。
よろしくお願いいたします。